着替えやおむつはWithKidsで用意、当日申し込みで一時預かりもOK!

「連れてくるのは子どもだけ、あとは手ぶらで大丈夫なように、おむつも着替えも食事もみんな託児スペースで用意することにしました」という牛丸侑香里さん
「連れてくるのは子どもだけ、あとは手ぶらで大丈夫なように、おむつも着替えも食事もみんな託児スペースで用意することにしました」という牛丸侑香里さん

牛丸さん:例えば一般的に保育園はおむつや着替えなどは家庭で用意して、登園時に子どもと一緒に預けますけど、特に0~2歳くらいまではその量も多いですし、登降園時にすごい荷物になりますよね。

 もともとフレックスタイム制で出勤時間は自由なので、通勤ラッシュを避けて連れてくることも可能ですが、「都心まで大荷物を持って子連れで通勤」すること自体がネックになりかねない。だから「連れてくるのは子どもだけ、あとは手ぶらで大丈夫」なように、おむつも着替えも食事もみんな託児スペースで用意することにしました。

石関さん:自分が選んだ洋服でなければ! という人は預かって保管します(笑)。でも「保育に必要な基本的なものをそろえておく」ことで、「当日駆け込みOKの一時保育」が可能になるという面もあります。自治体などの一時保育は何日も前から申し込みが必要ですが、WithKidsはアレルギー情報などを含めて事前に必要事項さえ登録しておけば、当日申し込める。これは心強いと思います。

谷口さん:しかも事前登録といっても、なにしろ社員の情報、社内なので手間が少ないですし。他にも「子どもと一緒に給食」も選択できるようにし、今日は子どもと食事をしたいというときにも、あるいは「他の社員と子どもが給食を食べ(させ)たい」いう要望にもこたえられるようにしていきたい。いろんな国籍の社員が先生になって、子どもの学びも充実させていきたいですし、遠足やクリスマスパーティなど、社員みんなで交流できるイベントも開催したいと思っています。

牛丸さん:一般的な保育施設のように、「きっちり決められたスケジュールをこなしていく」ことを最優先にするのではなく、保護者や保育スタッフの状況をみて、柔軟な対応ができるようにしたいですね。

谷口さん:これだけ良い面がある、自らが変えていく必要があるんだ!と理解できたからこそ、今は私も利用したい!と思いますが、実は初めてWithKidsの話を知った2月の時点では「もう保育園も決まっているし、自分では使わないかな。自宅近くの保育園が一番良いに決まっているし」などと思ってしまっていたんですよね(笑)。また特に、今妊娠中の人やこれから子どもを望む社員にとっては、育休中の「待機児童になったらどうしよう…」と不安はなくなりますし、利用を希望する社員は多くなると思うんです。

牛丸さん:単に「企業内保育」と聞いても、ほとんどの方が懸念を示すのは事実かもしれません。でも、その“懸念”を自ら解決しようとしているのが、今の私たちです。嘆いているだけじゃ何も変わりませんから(笑)子どもも大好きだけど、仕事も大好きだという方にとって、もっとママと一緒にいたいという子どもにとって、親も子どもも我慢しなくてもよい環境をつくりたいだけなんですよね。

石関さん:私は、一時保育を“ご褒美”的に利用するのもありだと思うんですよ。「ワークス☆キッズ」というファミリーデーに、子どもを連れて出社したことがありますが、子どもがすごくうれしそうだったんです。普段ママが働くのはこういうところだというのを子どもに見てもらったり、一緒に出社したりするのは、子どもの楽しみになると思います。