保育士、保護者、社員のみんなで、理想の育児/仕事環境を作り上げていく

【プロフィール】
谷口裕香さん:経営企画所属。2009年に入社し、役員アシスタントや営業支援等を担当。2011年末に第一子の産前産後休暇を取り育児休暇を取得。2013年に復帰し、2015年1月には第二子の産休・育休取得。2016年5月に復帰。お子さんは4歳、1歳で現在は認可保育園に通っている。現在時短勤務中。

牛丸侑香里さん:経営企画所属。2005年4月に新卒で入社し、同社製品の導入支援のコンサルタント部門に所属。マネジャーとしてチームを率いたあと、2014年に第一子の産前産後休暇を取り育児休暇を取得。2016年5月に復帰。お子さんは2歳で、現在は区立の小規模保育園に通っている。時短勤務中。

石関絵里さん:経営企画所属。2005年4月に新卒で入社し、同社製品の導入支援コンサルタントを担当。その後、社内の教育部門で後輩の育成に当たる。2010年と2012年に出産、産休・育休を取得した。お子さんは4歳と6歳で、二人とも同じ認可園に通っている。

WithKidsプロジェクトのコアメンバー3人。左から、牛丸侑香里さん、谷口裕香さん、石関絵里さん
WithKidsプロジェクトのコアメンバー3人。左から、牛丸侑香里さん、谷口裕香さん、石関絵里さん

石関絵里さん:ワークスミルククラブは、妊娠・出産・子育てを長期的にサポートしていく制度としてできあがりました。社員みんながそれを理解しているから、今では妊娠を上司に報告すると、「いつ戻ってくるの?」と当たり前のように言われるようになっています。

牛丸侑香里さん:ワークスミルククラブは時短勤務など、子育てと仕事を両立しやすい制度です。実際、私も時短勤務中ですが、当社の評価制度は上司が部下を一方的に評価するだけでなく、一緒に仕事をしているメンバー同士がお互いに評価する多面評価を採用しています。積み上げ式ではなく、仕事のプロセスなどの行動が評価されるので、評価で不利になったことは全くありません。

「保育スタッフ、保護者、社員のみんなで、理想の育児環境とお仕事環境を作り上げてく」と語る谷口裕香さん
「保育スタッフ、保護者、社員のみんなで、理想の育児環境とお仕事環境を作り上げてく」と語る谷口裕香さん

 でも「それだけでは足りない、託児スペースを作ろう」というCEOの一声から、WithKidsプロジェクトが始まりました。ワークスミルククラブで女性の働きやすさを確保するための一定のサポートはできていますが、さらにもう一歩踏み込もうと。

 現状ではどうしても、保育園や学童保育など、預け先の都合に合わせたワークスタイルになりがちです。送り迎えが必要なので、もっといっぱい働きたい、子どもと過ごす時間を増やしたいといった、柔軟な働き方には対応できないんですよね。

谷口裕香さん:「保育園に入れただけでもありがたい」と考えてしまうので、保育園に対しても要望が出しづらい。それは、保育スタッフも同じで、ますます労働環境が厳しくなる中、疲労困憊しています。これに対して、WithKidsは「みんなで作り上げる」というコンセプト。保育スタッフ、保護者、社員のみんなで、理想の育児環境とお仕事環境を作り上げていく。これはとても新しい託児サービスのあり方だと思っています。