本の並べ方を変えるだけで・・・

 いつかはお父さんやお母さんが読んでいるような難しい本が読めるようになりたい。そんな好奇心を持つことが大切なのだそうだ。親の読書する姿勢に憧れて、自然と本好きになる子どもも多いそうだが、どんな本を読んでいるかも重要だという。

 「高校生なのに中学時代の参考書を片付けていないとか、読んでいる内容が幼い、例えば小学生向けの本が大きくなってもまだ置いてあるようなご家庭の子はあまり伸びませんね」

 「本棚の整理の仕方も重要です。サイズ順に並べているでしょう? この並べ方を変えるだけで、ひょっとしたらタケシくんも、苦手な『整理整頓』が得意になるかもしれませんよ。これから本棚の並べ方と、椅子や机回りなどの学習環境づくりのコツについて、具体的にお話ししましょう」

 明日公開の「学習場所や本棚の正解は? 勉強ができる子が育つ家」では、西村先生直伝の成績を伸ばすための家づくりのノウハウを○×形式を交えて紹介する。
(※ヨウコやタケシは、共働き家庭をイメージした架空の人物です)

(取材・文/樋口可奈子)