タレント、二児の母、そして「ホリプロ保育園」えんちょーとして活躍する安田美香さんが、子育てに役立つかもしれないモノやサービスを実際に試してみる『ホリプロ保育園DUAL出張所』。今回は、ゲストに「おむつなし育児研究所」の和田智代所長を迎え、そして三越伊勢丹のランドセルのプロに、「ランドセルの選び方」を聞きました。

トイレトレーニングの悩みを減らそう! 「おむつなし育児」とは?

「あなたはひとりじゃない! つながるってすてき!」を合言葉に、子育てに関わるすべての人に笑顔を届ける「ホリプロ保育園」。子育てに関するステキな活動をされている方を取材し、300本近い動画を配信しています。今回は、「おむつなし育児研究所」所長・和田智代さんがご来園!

安田:「おむつなし育児」を研究されていらっしゃるとのことですが……いったいどんな取り組みなのでしょうか。

和田さん:できるだけ、おむつの外で排せつする機会を増やしてあげるのが「おむつなし育児」です。私は30代、40代の20年間、アジアやアフリカ、中南米などの発展途上国で、赤ちゃんやお母さんを支援する仕事をしてきました。いわゆる経済発展が遅れているといわれている国や地域では、高価な紙おむつは買えませんし、”オムツの上におむつカバーをして”という布おむつ的なものもありません。お母さん達は、月齢の低い赤ちゃんには”おむつっぽい布”を巻いて抱っこしています。そして生後6カ月を過ぎると、布さえ巻かずにスッポンポンという状態で抱っこしているんです。ですがそれでお母さんの衣服が汚れるということも見られなくて、「いったいどうやっているのかな?」と見ていたら、生後6カ月くらいからはもう、オムツの外で自然な排せつをさせてあげているんです。すると、「膀胱にためて出す」ということができるようになってくるんですね。ですから、”トイレトレーニング”というものも存在しないんです。

安田:生後6カ月って、日本と比べてずいぶん早いですね!?

和田さん:日本も、紙おむつが普及する前は、乳児期から排せつをおむつの外でするのが普通だったんですよ。安田さんは、赤ちゃんのおむつを開けた途端におしっこをされたという経験はありませんか?

安田:あります、あります。特に息子は、「なんでよりによって、このタイミングなの!?」ということが多々ありました……(笑)。

和田さん:赤ちゃんって、ホッとしたときにおしっこするんです。おむつを開けて、閉じられていた空間から解放されたときにおしっこが出るのは、本能なんです。その本能に蓋をして、「おむつの中でしてね」とクセをつけてしまうと、赤ちゃんは「おしっこはおむつの中でするものなんだ」と学習します。なのに3~4歳になると今度は、「実はね、おしっこはおむつの外でするものなんだよ」と、親は真逆のことを教えはじめるわけです(笑)。

安田:混乱してしまうでしょうねぇ。

和田さん:赤ちゃんは、おむつをして生まれてはきませんよね。便利だからと、大人が着けるものです。ということは逆に言うと、いつでも外すことができるということです。「おむつなし育児」は、完全におむつを外そうというものではありません。紙おむつなども使いながら、できるだけおむつの外の開放した空間で排せつする機会を増やしてあげてください。津田塾大学の研究チームが2014年に日本で行った調査によると、おむつを使っていても、「おむつをトイレとして使う」ことをなるべく学習しないように育てると、1歳後半~2歳ごろには、比較的自然に排せつが自立することが明らかになっています。トイレトレーニングに悩むママのストレスも減らすことができると思います。

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色々あり過ぎて……わが子にぴったりなランドセルはどうやって探す?

 さて、今回取り上げる子育てグッズは……ランドセル! 来年新一年生になるお子さんをお持ちのママ・パパさん、もうランドセルは買いましたか? わが家はまだなんです。「冬前に買えばいいかしら」なんて思っていたのですが、保育園のママ友に「もう、人気が高いのは売り切れてるんだよ~」と言われビックリ! あわてて百貨店のランドセル売り場へ行ってみたものの……

安田:ええ~!? こんなに種類があるのー? いったいどうやって選べばいいの?

 まだ買ってもいないのに疲れてしまい、トボトボと帰ってきてしまいました……。

安田:よーし! 困ったときはプロに教えてもらおう!

 ということで、今回はランドセルのプロに「ランドセルの選び方」を教えてもらいました。