白髪の量、髪へのダメージで選ぶ、白髪染め4タイプ
時間が取れず美容院に頻繁に行けない、数本だけある白髪をカバーしたい、というときに強い味方なのが、自宅での白髪染め。ですが、ドラッグストアやネットショップにはたくさんの白髪染め製品がラインナップされていて、どれを選べばいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
白髪染めは、大きく以下の4つのタイプに分けられます。白髪の量や髪へのダメージ、使うシーンに合わせて選ぶといいでしょう。
毎朝、出かける前に白髪が気になる箇所にささっと着色することができる部分染めタイプ。ポーチに入れて持ち歩けるサイズと手軽さが魅力です。生え際などの髪をキャッチしやすいマスカラ・クシ形状のものや、一カ所に白髪がまとまっていたり、まとめ髪をしたりするときに便利なスプレータイプがあります。塗ったその日の夜にお風呂で洗い流したらまた白髪に戻りますが、一時染めなので髪へのダメージはほとんどありません。白髪がまだ少量の人や生え際や分け目だけ気になるという人におすすめです。
□ 白髪の量は少なめ
□ 部分的に白髪を隠したい
□ さっと短時間で隠したい
□ 髪へのダメージを少なくしたい
最近注目されているのが、髪が傷みにくく手軽に染まるというカラートリートメント。乾いた髪やタオルドライした髪に、トリートメントをつけるような感覚で、白髪の気になる箇所を中心に塗り込み、洗い流せばOK。放置時間も5~10分程度のものが多く、なかには素手でも大丈夫な製品も。準備が不要なので、入浴時などに気軽に白髪染めができます。
使用するうちに染料が髪表面と内部まで徐々に浸透。メラニン色素を分解して脱色しないので、ヘアカラーよりも髪へのダメージが少ないのが特徴です。その分、1回の使用ではきちんと染まらず、2~3回繰り返すことで全体が染まります。また、洗髪のたびに徐々に色が落ちていくので、週に1~2回の頻度で使い続ける必要があります。トリートメント成分が配合されているものが多く、白髪によるダメージが気になる人におすすめといえるでしょう。
□ 白髪の量は少なめ
□ 短時間で染めたい
□ 髪のパサつきが気になる
□ 髪へのダメージを少なくしたい
【タイプ2】のカラートリートメントと同様に、髪が傷みにくいのが特徴。髪の表面をコーティングしながら、染料を緩やかに浸透させ色をつけていきます。メラニン色素を分解して脱色しないので、本来の髪色より明るくするカラーバリエーションを選ばないように注意しましょう。その分、ヘアカラーよりも髪へのダメージは少ないです。
カラートリートメントとの違いは、1回できちんと染まるということ。ブラシ形になっているものが多く、乾いた髪に直接塗布し、しばらく放置した後、シャンプーで洗い流します。顔や頭皮につくとなかなか汚れが落ちないので、顔回りにコールドクリームを塗ったり、頭皮につかないよう根元まで塗らないようにしなければなりません。洗髪のたびに徐々に色が落ちていくので、2~4週間程度に1回染める必要があります。
□ 白髪の量は少なめ
□ 短時間で染めたい
□ 1回である程度白髪をカバーしたい
□ 髪へのダメージを少なくしたい
一般的に市販されている白髪染めといえば、このタイプ。1剤と2剤を混ぜ、クリームやジェルをコームブラシで乾いた髪の白髪の箇所に塗布。30分程度、決められた放置時間が過ぎたらシャンプーをして洗い流します。
カラートリートメントやヘアマニキュアと異なるのは、メラニン色素を分解して脱色しつつ、染料を髪内部に浸透させていくという仕組み。髪の中心までしっかり染まりやすく、退色しにくいのがメリットです。その分、髪へのダメージも少なからずあり、トリートメント効果を期待できる成分が配合されていたり、アフターカラートリートメントが付属されていたりする製品もあります。白髪の量が多く、一度でしっかりと染めたい人向け。約1~2カ月に1回程度のヘアカラーがおすすめです。
□ 白髪の量は多め
□ 一回で白髪をしっかり染めたい
□ カラーを長持ちさせたい
それでは次ページより、それぞれのタイプの人気9製品をお試ししてみた使い心地や感想を、詳しくお伝えしていきます。