ワーママが「全社員対象」を歓迎

 制度は、女性社員の約3割を占めるワーキングママにも歓迎されている。ワーママの中には、週3日、一時期で最大4日、テレワークを行っているケースもあるという。

 「全社員を対象にしているので、育児中の社員達からは『自分達だけが特別扱いされているわけではないから、利用することに対して後ろめたさを感じなくてすむのがいい』という声が上がっています」

 そう語るのは、人事部の牛島幸さん。牛島さん自身、3人の子どもを育てている。

 「導入以前は、子どもの学校での個人面談や保護者会など、30分や1時間の用事でも半休を取らなければなりませんでした。今では、行事がある日はテレワークとし、『少しだけ抜ける』ということができます。前は、『あの案件が止まってしまっている。この仕事もたまっている』『明日、早く出勤しなければ』という焦りが大きなストレスでしたが、それがずいぶん改善されましたね。それに、以前は忙しいときは学校行事に参加することもできず、『ママ、どうして来ないの』と寂しい思いをさせたことも。今はすべて参加できるので、子どもも喜んでいて、親子の関係が保てていると感じています」(牛島さん)

移転したオフィスは、まるで自然の中で仕事をしているような雰囲気
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