子どもが生まれると、多くの育児グッズが必要になります。その時々で「本当に必要?」「どれがいいかな?」と判断を迫られながら、買い足していったり、人からいただいたりするわけですが、どうせ購入するなら、愛着を持って使い倒せるものを選びたいですよね。でも、ママ目線だけで購入すると、パパが恥ずかしがったりして使ってもらえないことも…?

 そこで今回、DUALではパパの目線も重視した「育児・教育グッズの選び方&ベストバイ」特集を展開します。かっこいいモノ、こだわりのモノを語らせたら右に出る人はいないというパパライター3人に、幼児~小学生の間に必要になってくるオススメの製品をリサーチ・紹介してもらいました。

 最終回の記事では、番外編として「夏の水遊びおもちゃ」をパパライター・杉山ジョージさんに試してもらい、紹介します。多くのパパが若いときに遊んだであろう水鉄砲や水風船。最新製品は・・・すごいんです!!

【パパが選ぶ育児・教育グッズ&ベストバイ 特集】
第1回 パパ・ママ200人調査 最も役に立ったグッズは何?
第2回(上) パパが押したくなるベビーカー10選
第2回(下) 目的別、パパのおすすめの最新ベビーキャリア
第3回 カッコ良くて使える おすすめの最新パパチャリ
第4回 パパからわが子へ 夏に贈るランドセルと文房具
第5回 小学校入学で検討したい、携帯や防犯グッズ
第6回 パパと子どもで楽しむ 進化する夏おもちゃベスト3! ←今回はココ

すべては一丁の水鉄砲から始まった

 「同じ夏は二度とやってこない」

 誰が言ったか分かりませんが、昔からそんな言葉を胸に抱えて夏を過ごしてきました。そして、40回目の夏、今年ももちろん一度きりの夏を最大限に楽しもうと考えている二児の父でございます。そんなわけで、毎年夏を前にするとサーファーでもない私はネットの波を乗りこなし、様々な夏を楽しむための新作アイテムを探しているのですが、そんな生活が始まったのは5年ほど前のことでした。娘が通う小学校で「ウオーターバトル」という、ひたすらに水鉄砲で戦うイベントがあるのですが、その準備をするためにパパ友達と話していたところでした。「アメリカの水鉄砲はマジでヤバいよ」海外出張が多い一人のパパ友が自慢げに語るその姿に刺激され、すぐさま検索。

 その中で見つけたのがこれです。

Nerf Super Soaker Arctic Shock Water Blaster

 アメリカのおもちゃブランドNerfのSuper Soakerシリーズ。段違いの飛距離を誇るもの、電動の連射機能を持つものなど、イメージを超えるアイテムが次々と出てくるではありませんか!

 そんな衝撃のラインナップの中で私の目に留まったのがコレでした。飛距離がすごいわけでもなく、電動でもないこの水鉄砲のストロングポイントはタンクにあります。ということは、たくさん入るのか? いや、違います。タンクの入り口が大きいのです。だからなんだ? 気が付かなければ、そう思うかもしれません。甘い! なんと、この大きな入り口からは“氷”を入れることができるのです!

 つまり!この水鉄砲から発射されるのはキンキンに冷えた氷水。もしも当たってしまうと「Arctic Shock」つまり「極寒の衝撃」が待っているのです。通常、水鉄砲で撃たれた人は「やめてー!」とか「キャー!」とか「冷たい!」とか声を出すと思いますが、「Arctic Shock」の場合「ほぁ゛っ!」という声にならないうめきのようなものをあげるのです。しかも見た目がそれほどゴツクないので警戒心も低く、意外性も抜群です。この快感、病みつきです。(笑)

 さあ、ここからは今年、私がネットサーフィンの末に探し出した進化する夏おもちゃをベスト3方式でお届けします!

 きょうのパパライター 杉山ジョージさん 

 兼業主夫放送作家。1976年生まれ。日本大学芸術学部在学中から放送作家としての活動を始める。2001年に結婚。2004年に長女、2011年に次女が生まれる。長女が年長になるタイミングで、それまで保育園任せで二人ともフルに働き乱れてしまった生活リズムを戻すために仕事を減らして「兼業主夫」へ。NPO法人「イクメンクラブ」社員、NPO法人「Fathering Japan」会員

<次ページからの内容>
・【第3位】ロシアンルーレットで盛り上がる
・【第2位】キャッチできるかドキドキ
・【第1位】水風船界の夢のアイテム