ロボット掃除機と一緒に何を使う?

 では次に、ロボット掃除機と併用する掃除機の種類を調べてみましょう。以下の質問に答えてください。

 質問は、以上で終わりです。あなたは何タイプでしたか? この後、それぞれのタイプに最適な掃除機をご紹介します。

アレルギーがなければ「サイクロン型」

【A-1タイプ】 のあなたには、ロボット+キャニスター(サイクロン)がおすすめ!

 A-1タイプの人は、日々の掃除をロボット掃除機にお任せしつつ、休日にはしっかり掃除したい「ロボット併用・まとめ掃除派」。特にアレルギーはなく、直接ゴミを捨てるのに抵抗がないということであれば、サイクロン型がおすすめです。

 次に、家電コーディネーターの戸井田さんが、A-1タイプにおすすめの機種をセレクトしてみましたので参考にしてください。

ロボット掃除機:iRobot「ルンバ876」
ロボット掃除機:iRobot「ルンバ876」

 キャニスターで定期的にしっかり掃除をするなら、ロボットも最新&最高性能の最上位モデルまで揃えなくても大丈夫ということで、ルンバのセカンドラインがおすすめ。吸引部分は最上位と同じ、ブラシレスのロールタイプ。髪の毛が絡みにくく、手入れが楽です。お掃除の行動パターンは、最上位と異なりランダム走行ですが、一部屋ずつ掃除をするには問題なし! 留守中にロボット、時間のあるときにキャニスターでという使い分けが理想的です。

サイクロンキャニスター:三菱・Be-k「TC-EXF10P」
サイクロンキャニスター:三菱・Be-k「TC-EXF10P」

 ロボット掃除機との併用なので、小回りが利くコンパクトタイプがおすすめ。ということで、価格もサイズもプチなコンパクトタイプで人気のモデルをチョイスしました。低価格ながら、自走式モーターヘッドも搭載しています。優秀なのは、T字ノズルのブラシに絡まる髪の毛や糸くずが簡単にとれる、毛がらみ除去機能! 回転ブラシ・サイクロンBOX・ダストケースは水洗い可能で清潔に維持できます。

アレルギーがある人は「紙パック」型

【A-2タイプ】 のあなたには、ロボット+キャニスター(紙パック)がおすすめ!

 A-2タイプの人は、日々の掃除をロボット掃除機にお任せしつつ、休日にはしっかり掃除したいタイプ。A-1と同じ「ロボット併用・まとめ掃除派」ですが、アレルギーを持っていたり、ゴミを触るのに抵抗があったりするということなら、紙パック型がおすすめです!

 次に、家電コーディネーターの戸井田さんが、A-2タイプにおすすめの機種をセレクトしてみましたので参考にしてください。

ロボット掃除機:東芝・TORNEO ROBO「VC-RVS2」
ロボット掃除機:東芝・TORNEO ROBO「VC-RVS2」

 ロボットが充電台(ダストステーション)に戻ると、集めたゴミを本体ダストボックスに吸い込んでくれるので、ゴミ捨ては1カ月に1回程度でOK! 充電台には、ハンディモップやフロアワイパーで集めたホコリを吸引してくれる機能もあります。

紙パックキャニスター:パナソニック・Jconcept「MC-JP510G」
紙パックキャニスター:パナソニック・Jconcept「MC-JP510G」

 日常のお掃除の大半はロボット掃除機に任せているので、小回りの利いて持ち運びやすいものがおすすめ。Jconceptは、軽量コンパクトかつスリムな形で、取り回しがとっても楽! ゴミの有無が見て分かる「ハウスダスト発見センサー」は、キレイ好きに大好評です。ワンタッチで隙間ノズルになる親子ノズルや、LEDナビライトなど、細かな配慮で使い勝手も抜群!

「重いのは嫌い!」ならコードレス(床側モーター)

【A-3タイプ】 のあなたには、ロボット+コードレス(床側モーター)がおすすめ!

 A-3タイプの人は、日々の掃除をロボット掃除機にお任せしつつ、気がついたときにはサッと掃除したい「ロボット併用・都度掃除派」。そもそも掃除は、時間をかけて長々するのが好きではないということであれば、コードレスタイプがおすすめです。

 コードレスには床側モーターモデルと手元モーターモデルがありますが、手元への負担の少なさや、掃除機の自立を希望しているあなたには「床側モーター」がおすすめ。安定感があり、かるくて使いやすいという特徴が人気です。

 次に、家電コーディネーターの戸井田さんが、A-3タイプにおすすめの機種をセレクトしてみましたので参考にしてください。

ロボット掃除機:パナソニック・ルーロ「MC-RS200」
ロボット掃除機:パナソニック・ルーロ「MC-RS200」

 三角形なので、部屋の隅のホコリを取り残しにくいのがポイント。椅子の下など狭い空間にも入りやすく、出てきやすいので、日本の住宅事情にあっています。ゴミがあることを知らせる「ハウスダスト発見センサー」で、掃除の成果が見えるのも嬉しいポイント。床面に合わせてパワーを変えたり、ホコリが多いと重点的に掃除したりするなど、スケジュール登録や掃除レポートもリモコンで確認できて安心です。

コードレス(床側モーター):日立「PV-BC200」
コードレス(床側モーター):日立「PV-BC200」

 自走式ヘッドだから、すいすいお掃除できて、あまり力がいりません。LED付きのT字ヘッドだから暗い場所でもホコリが見やすくて助かります。ノズルが豊富で、ハンディ型にすれば、高いところや隙間もOK。ダストケース部分は丸ごと水洗い可能だから、お手入れも簡単です。持ち手の部分が折れるので、物入れなどにも収納しやすいなど、細かな使いやすさで定評がある上、手頃な価格で人気のモデルです。

手軽に使いたいのであればコードレス(床側モーター)

【A-4タイプ】 のあなたには、ロボット+コードレス(手元モーター)がおすすめ!

 A-4タイプの人は、日々の掃除をロボット掃除機にお任せしつつ、気がついたときにはサッと掃除したいというタイプ。A-3と同じ「ロボット併用・都度掃除派」です。そもそも掃除は、時間をかけて長々するのが好きではないということであれば、コードレスタイプがおすすめ。

 コードレスには床側モーターモデルと手元モーターモデルがありますが、自立や手元への負担より手軽さ重視のあなたには「手元モーター」がおすすめ。高い所を掃除するときにも便利と人気です。

 次に、家電コーディネーターの戸井田さんが、A-4タイプにおすすめの機種をセレクトしてみましたので参考にしてください。

ロボット掃除機:iRobot「ルンバ980」
ロボット掃除機:iRobot「ルンバ980」

 ロボット掃除機ルンバの最上位モデル。高い集塵力と賢い人工知能で、掃除力の高さは別格! 900シリーズは、部屋のなかの地図を作り、その場所にあわせて効率よく掃除をする「マッピング」機能を搭載。最大112畳の広さを一度にカバーできるので、マンションの全室を一度に任せられます。スマホとの連動で、スケジュール管理や掃除の成果の確認も可能です。

コードレス(手元モーター):パナソニック「iT」
コードレス(手元モーター):パナソニック「iT」

 パナソニックがいよいよ手元モータータイプに本格参入した初代モデル。隙間にもすいすい入っていける新型ヘッドが特徴です。手軽さと使いやすさ、高級感を兼ね備えている、パナらしい仕上がり。ロボット掃除機の苦手な、隅や狭い空間・低い家具下などをカバーするのに最適! スリムでスッキリしたデザインなので、和洋・老若男女問わず支持されています。部屋に出したままにしても気にならないのも好印象ですよね。

 いかがでしたか? 自分に最適の掃除機は見つかりましたか? 今回は、「ロボット掃除機導入に向くAタイプ」に最適の掃除機をご紹介しました。次回は、「ロボット掃除機導入には向かないBタイプ」に適した掃除機をご紹介します。どうぞお楽しみに!

(解説/戸井田園子 取材・文/井上真花)