A. マイナスの言葉をプラスの言葉に変えてみましょう。

 働く・働かないに関わらず、「自分の思う通りにならない存在」である子どもに、イライラを感じてしまっているんですね。そうやって、あまりにも疲れがたまったときに、心にもないことを子どもに言ってしまって自己嫌悪…。そんな経験、誰でもあるんじゃないでしょうか?

 子どもは、親の言葉から多くのことを受け取っています。

 何気ない日常の中で口にする言葉のひとつひとつを大切にすることで、子どもの感性は豊かに育ち、大人になってから社会をたくましく生きるための基盤が備わっていくのだと思います。周りの人を思いやることができる、どんなときも感謝の気持ちを持てる、他人との比較ではなく自分自身を大切にできる……そういった「生きる力」に直結する心の強さは、普段の親子の会話の中で育まれるのです。

 特別にお金をかけたり、長い時間をかけたりする必要はありません。今日の一言を大事にすることで、子どもに未来の幸せをプレゼントできるのです。忙しい皆さんこそ、毎日の言葉を大切にしていただきたいと思います。

 とはいえ、現実は、「いつもやさしい言葉をかけるのはムリ」という方がほとんどだと思います。子どもに対してついマイナスの言葉が出てしまう理由について、客観的に知っておくと、 プラスの言葉に変えるヒントが見つかると思います。

 その理由としては例えば、以下のようなことが考えられます。

(1)大人の都合で子どもを動かそうとしている
(2)子どもと同じ土俵で戦っている
(3)わが子を他の子どもと比較している
(4)親が見本を示す前に言葉だけで教えようとしている

 Q 気がつくと「早く!」とせかしてばかり。これで大丈夫?Q レストランなどで大騒ぎ。どう注意すればいい?も参考にご覧ください。

 マイナス言葉をプラス言葉に変えるには、子どもの理解力を信じて、丁寧に言葉をかけてみてください。そこから発展する親子の会話はとても豊かになるはずですよ。