全盲で司法試験に合格した日本で3人目の弁護士、大胡田誠さん。半生を綴った著書『全盲の僕が弁護士になった理由』(日経BP社)は松坂桃李主演でドラマ化され、オンデマンド放送でも人気を博しています。離婚、相続、交通事故、借金問題などのトラブルを解決する「町医者のような弁護士」(大胡田さん談)として活躍しながら、プライベートでは全盲の声楽家である妻の亜矢子さんと共に、2人の子ども達の育児に奮闘中です。

亜矢子さんの両親のサポートを受けながら仕事と育児を両立する、DUALな大胡田夫妻。前のインタビューから1年半を経て、再び大胡田家にお邪魔しました。後編では、共働き家庭ならではの悩み「夫婦の時間のつくり方」、夫婦ともに中学受験をした経験から語る子ども達の教育、そして大胡田夫妻の共演イベントのお話を伺いました。

保育園・年長のこころちゃんは、お風呂場でひらがなを学習中


弁護士の大胡田誠さん。取材中に保育園から帰宅したこころちゃんは「ただいま」と言ってからリュックを戸棚にしまい、帽子を洗濯機にポン。既に自立が始まっています

日経DUAL編集部 弁護士業務に加えて講演などでお忙しい誠さんですが、子育てや家事の分担はどうされていますか?

大胡田誠さん(以下、誠さん) 妻に申し訳ないなと思いながら、妻と義母任せになっていますね。

―― 長女のこころちゃんは来年小学校入学ですね。小学校に入ると、パパの出番が増えるケースもあるようです。

亜矢子さん パパ、勉強のほうはよろしくね!(笑)

―― 進学する小学校はもう決まったころでしょうか。

亜矢子さん こころは、保育園の友達がいるところに行きたいと言っています。近々、学校見学に行く予定です。保育園の保護者会で「小学校入学に向けて、これをしましょう」というのがあるじゃないですか。こんなにやることがあるの? って今からドキドキしています。

誠さん お風呂場にひらがなの五十音が貼ってあって、なぞりながら字を覚えているようです。こころは買い物のとき、賞味期限などを読み上げてくれます。目が見えるってなんて便利なんだ、と(笑)。響はまだ4歳なので、僕の手を取って「こういう形ってなんて文字?」と手の平に書きながら聞いてきたりします。

次ページから読める内容

  • 自分達は中学校から寄宿舎生活を経験。子ども達が望むなら受験も
  • 静岡を出て東京の中学へ。初日からひどいホームシックに
  • 夫婦の“共演イベント”が夫婦の時間を生み出してくれる
  • 母にカチンときたら「相手が親でも“人と人”と思う」
  • 「この人、力が抜けたらどうなるのかな」

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