子どもの授業参観や家族ぐるみのお出かけの際に気になるのが、パパのファッション。お友達に「すてきなパパ」と言われたら、パパならずともママや子どもも嬉しいはず。

 そこでDUAL編集部では、ファッション業界の大御所・スタイルアドバイザーのたかぎこういちさんによる「パパファッション集中講座」を開講! 長年の経験を活かして構築した“たかぎ式メソッド”をマスターすれば、何を買えばいいのか、どう着こなせばいいのか分からない、という悩みを解決できます。前回までは正しいビジカジとNG例をお届けしました。第4回の今回は、「休日のおでかけカジュアル」を紹介。パパもママも一緒にご覧ください!

【夏のパパファッション特集】
第1回 意外と知らない正しい「ビジカジ」 夏服パパを改善!
第2回 あなたのビジカジ大丈夫? NGスタイル、こう変える!
第3回 クールビズの着こなし例 カーディガンが大活躍
第4回 おでかけカジュアルはブルー&ブラウンしか買わない! ←今回はココ
第5回 さりげないお揃い 家族のお出かけファッション

3ステップを押さえれば、パパはかっこ良くなる

 子どもが生まれてから夫婦で買い物に行く機会が少なくなったという人も多いはず。「夫婦のコミュニケーションになるので、買い物はぜひ奥さんと一緒に行ってください」とたかぎさん。その際に、夫婦の共通の尺度があれば買い物もスムーズ。子どもが待ち疲れてぐずることも少なくなるかもしれません。

 そこで、おでかけカジュアルの入門ノウハウを紹介。「たかぎ式6ポインツメソッド(TPO+SFC)」に沿い、3ステップさえ押さえれば、簡単にかっこいいパパができあがりです。

1、“たかぎ式フォーマル度数表”で必要なアイテムを決める

 第1回で紹介した“たかぎ式TPOフォーマル度数表”の度数6~4を見ながら、必要なアイテムを決めます。表を元に、持っていないアイテムをチェックしてもいいでしょう。必要なアイテムを決めることで、無駄な買い物をしなくなり、安いだけで選ばなくなります。アイテムの組合せは、フォーマル度数の上下1度ずつ、計3度以内なら外れません。

2、日本人に似合うブルー系とブラウン系しか購入しない

 次に重要なのは「C」のカラーです。着回しが効くように、日本人に似合うブルー系(薄いブルーから濃いネイビー)とブラウン系(薄いベージュから濃いブラウン)しか購入しないようにします。もしくは、ベースカラーをどちらかのアイテム+ホワイトのみ。すると、どれを着ても履いてもカラーコーディネートで失敗しません。靴のみ、ブルー系とホワイト系はスニーカーだけにした方が無難です。差し色は小物アイテムだけ! キャップやストールなど、赤やグリーンなど好きな色で遊んでください。

3、試着してサイズを確認する

 「C」のカラーが決まれば、「S」のサイズ・シルエットを試着して確認すればOK! 「F」のファブリックは、カジュアル時には細かい制約はありません。

お出かけカジュアルのNGスタイル・ビフォーアフター

 それでは、よくやりがちなお出かけカジュアルのNGスタイルを紹介。たかぎさんに「たかぎ式6ポインツメソッド(TPO+SFC)」を元にチェックしてもらい、何をどう直せばいいのか教えてもらいます。今回も4歳女の子のパパである渡邉裕介さんにモデルとして協力してもらいました。ビフォーアフターの姿をぜひご覧ください。