こんにちは! チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。
昨今、長時間労働を見直そうということがテーマになり、ワークライフバランスが重要視されるようになりました。でも、なぜこんなに根付かないのか? そもそも、その経験がない人が圧倒的であるということに加え、パパ達の「家に帰っても……」という困惑も見え隠れします。「お願いすれば家事・育児もやってくれる。でも、自分からは動いてくれない」と、パートナーに不満を持っているなら、少しだけ一緒に考えてみましょう。
「子育てに興味を持って協力してくれることはうれしいのだけど……ぜーんぶママが指示している!」という声はよく聞きます。「大変だから、○○をやるよ!」と自発的に声をかけてくれたら、少しは心に余裕ができるかもしれないのに~とむなしさを覚える人も少なくありません。
パパは毎晩帰宅が遅く、平日の家事・育児は当然のようにママの仕事。週1回でも早く帰ってきて一緒にやってくれたら、どんなにかうれしいのに……それが本音ではないでしょうか。
なぜなんでしょうか。実は前述したように大半のパパ達が「家での楽しみ方」を知らないという現実があります。逆に考えると、“楽しいことがあれば喜んで帰る”はずなんです。
パパも「家」を楽しんでる?
先日も、こんな記事がありました。
■日経ビジネス 「残業が減らないのは家に帰りたくないから」
「家族で楽しむ時間」をみんなで考えたほうが、自発的にパパも家事・育児に楽しんで参加できる気がするのです。“快動”とは、私が会長を務める子育て学協会でお伝えしている造語ですが、この原理原則に則って、家族の“快動”を考えてみましょう。
子どもだけでなく、大人になっても自分の“快動”を知ることは大切です。時には、パパの“快動”をみんなで楽しんでみましょう。疲れた顔をして、「ママに頼まれたから」と子どもと公園へ一緒に行くことよりも、スポーツ観戦に一緒に行ってみるとか、図書館に行ってみるなど、パパが楽しい、快いと思えることを一緒にしてみてはどうでしょう。
まずは週末に“快動”から楽しみを見つけることから始めましょう。それこそ、家によって違っていいのですから。
次ページから読める内容
- 子どもが優先するのは「誰と機嫌よく食べるか」
- 土曜日午前中の公園はパパだらけ
- 家族の時間にささやかな楽しみを
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