母乳が出ている間はスーパーウーマン 40代出産も苦でなかった

アグネス 41歳のときでした。え、母乳? 全然出ます。大丈夫です。たくさん食べれば出ます(笑)。

―― 「母乳、全然出ます」って(笑)。40代の出産は体力的に疲れませんでしたか?

アグネス 母乳が出ている期間は、もうスーパーウーマンでしたから(笑)。妊娠しているとき、出産して母乳をあげているときは、母親の特権で一番元気でいられました。もちろん出産直後は出血もたくさんするし、眠れない時期もありましたが、つらい数週間を乗り越えた後はずっとルンルンで。

 ホルモンに支えられてあまり寝なくていいし、元気のホルモンが出て食欲は出るし、ハッピーホルモンも出てお肌もツヤツヤしていましたね。授乳中は食べても赤ちゃんに栄養を分けますし、授乳期間中はあまり体重を気にしないで毎日を楽しんでほしいです。一番疲れやすかったのは断乳したとき。もう一度がらっと体が変わって、再び女性ホルモンが出て生理も始まります。そのときは、体が回復に向けて大変な時期でした。母乳が終わった途端にそれがガクッとくるんですよね。

―― そこはどう乗り越えられたんですか。美容のキープについてもぜひお聞きしたいです。

アグネス 「1人子どもを産むと5年若返る」って言いますよね。3人産んだから、私は15年若返ったということで(笑)。個人差はありますが、妊娠して生理が止まることで閉経の時期が延び、女性ホルモンもそれだけ残る。実際5年はないと思うんですけど、私は3人産んで、その分の女性ホルモンが出ていることで若々しくいられるんだと思っています。

―― そういう科学的な知識もあっての美容のキープなんですね。現在60歳になられました。とても60歳には見えないですが、こちらの壁に掛かっている絵も昨日描いたんですかというくらい、本当に今と変わらない表情で。何を食べているとそうなるんですか?

長男・和平さんの誕生記念に約30年前に描かれた、母子ポートレート
長男・和平さんの誕生記念に約30年前に描かれた、母子ポートレート

アグネス 結婚してからは薬膳料理をずっと作ってきたんです。食べ物が良ければ、家庭は円満でいけるんじゃないかと思って。子どもはやっぱり体づくりからスタートしないといけない。私は偏食が結構あるので子どもは何でも食べられる子にしたい、そう思いました。家族のために、一生懸命母から覚えた薬膳をやってきたことも、少しは関係あるのかなとは思いますね。スポーツは特にしていないんです。

―― スポーツはしないのに、太らないんですか? 

アグネス 太るんですよね、そうは言ってもやっぱり。だから、少し食事制限したり。食事で調整してあまり太り過ぎないように、頑張るんです。

―― 自慢のお母さんでしょうね。二人で歩いても「お姉さんですか?」と言われそうです。