見学後の娘の姿を見て「やっぱり幼稚園に行かせよう」

 迷っているだけでは何も進まない。そう考え、秋になってから幼稚園見学を始めた。通園範囲内の園の中からあれこれ調べて5つほどピックアップ。モンテッソーリにシュタイナー、体力作り重視派などどこの方針も魅力的だった。外遊びをきちんとさせてほしいというのが、わが家の唯一最大の希望だったが、どこもそれはクリアしていたので、家庭との相性や家からの距離、延長保育の有無などを踏まえて、2園に絞り込んだ。もちろん、娘の意思も大事。最終候補の2園を、今度は娘と共に見学することにした。

 「やっぱり幼稚園に行かせよう」。そう決心したのは、幼稚園を見学後、園長先生にうながされて園庭へと走り出した娘の姿を見たときだった。女の子ながら戦いごっこが好きで体を動かすことが大好きな娘に、毎日のびのびと遊び回らせてあげたいと痛切に思った。

 最終的に、園バスがあることや父母にとってお迎えに行きやすい場所であること、月に何回か給食があること、そして地域の評判などから、学校法人が運営する私立のD幼稚園に決めた。実家のそばにあり、自宅からは自転車で20分ほどかかるが、父母の便利さの方が大切だ。

 こうして、この4月から娘は幼稚園生となった。年中からの入園はたった1人だったが、4園目ともなれば慣れたもの。通園を嫌がることもなく、5月になるころには会話の中に友達の名前が出てくるようになった。とにかく園庭で駆け回れることがうれしいらしい。去年は体力面を心配し続けたが、毎日思い切り体を動かすためか腕力も増したようで、鉄棒や登り棒などにも果敢にチャレンジしてマスターしていった。

 朝は園バスで通園し、帰りは実家に直行して父母に見てもらうか、延長保育のどちらかで自転車で迎えに行く。入園前はお弁当作りが心配だったが、給食が月に4~5回あり(選択制)、思ったほどには負担を感じなかった。保育園を辞めるとき、園によっては「ワーキングマザーvs専業主婦」の確執もあるらしいと心配してくれた人もいたが、入ってみると、主にパートタイムと思われるが働くママも多いようで、「夏休み中は田舎の母に子どもを預けて仕事する」というつわものもいた。園側もこちらの都合を気遣ってくれ、今のところ疎外感を感じたことはない。

 特別行事のときには父母の手伝いが必須で、父母会も平日に開かれるなどは幼稚園ならではだが、なんとか仕事のやりくりをして参加するようにしている。