あなたの子どもは、普段の遊びの中で、高い所に登ろうとしたり、何かを台にして壁の向こうを見下ろそうとしたり、していませんか?また、窓の下や下の階にいるお友達に、気づいてほしくて、上から手をふったり、体を乗り出したりしていませんか?

二階の床まであるFIX窓。二階窓の下を腰壁とせずガラスのはめ込み窓としたので、子どもは台に立たずとも外がみえている
二階の床まであるFIX窓。二階窓の下を腰壁とせずガラスのはめ込み窓としたので、子どもは台に立たずとも外がみえている

 高いところが大好きな子どもたち。

 上の写真のように、二階の窓があるとき、子どもたちは、なんだかドキドキワクワクした気持ちになっています。「いい眺めだな」とか「あれ、あんなに小さく見える」と、普段と違う視線の高さや視界の拡がりを感じたり、窓の下に見える友だちに“勝った”ような気持ちになったり、「ここまでおいで―」と誘うような気持ちになって、楽しくて仕方がないのです。

 このような気持ちは、高いところに登ったときに発生しやすくなります。こうした子どもの「行動特性」のことを、こどもOSランゲージ(「パパママ悩まないで、それはこどもの本能です」を参照)では、「メタ視」と呼んでいます。これは、子どもに特有の行動特性です。

「メタ視」のプレイフル・デザイン・カード<br>プレイフル・デザイン・カードは、こどもOSランゲージに基づいて、アイデア/デザインを発想するためのカード。キッズデザイン協議会が販売している
「メタ視」のプレイフル・デザイン・カード
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