実は、私達は小学校の6年間で「論理力」を育んでいた
小川大介さん
上記は文部科学省が発表している小学校の国語の目標です。ここに記してあるように、小学校の国語の教科書は、物事を筋道立てて考える力、相手の意図をつかみながら聞く力、計画的に話す力、自分の考えが正確に伝わるように順序立てて話し、書く力が養われるようにできています。
これって、まさに「論理力」ですよね?
「へ~、今の教科書はそんなにレベルが高いのか~」と思われた方、実はこれは今に始まったことではありません。今、大人となった私達が小学生だったときも、論理力を育てる要素が国語の教科書にはしっかりと入っていたのです。
小学生のころは、学校の授業中に「今、論理力を鍛えるトレーニングをしているんだ」という実感はおそらくなかったでしょう。でも、皆さんは小学校の6年間で、知らず知らずのうちに論理力トレーニングを受けていて、頭の中には論理的な思考法も、論理的な表現のポイントも入っています。論理が苦手な人は、その力をうまく引き出せていないだけ。使い方を少し練習すれば、すぐに使えるようになります。
次ページから読める内容
- 1~2年生で自分について説明し、相手の説明を聞く練習をしている
- 3~4年生は「発表」から「話し合い」へ
- 5~6年生は考えを伝え、相手の意図を聞き取る練習をする
- 小学校の国語で育む「3つの力」とは?
- 論理的になるための第1ステップは情報を「把握する」こと
- 「具体」から「抽象」へ、「抽象」から「具体」へ
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