英語は知識を得るための必要ツール。第二言語として習得すべき

―― 日本の7帝大、12大を出て、同じような黒いスーツを着てリクルート合戦というのは、アグネスさんからすると、子どもの可能性に蓋をしてしまうように見えるんですね。

アグネス 日本にもとても優秀な企業がたくさんありますし、子どもがすごく望んでいればそれで十分だと思うんですけどね。でももう少し、子どもに対して可能性や夢の幅を広げてあげてもいいかなと思うんですね。英語だってすごく好きな子もいれば、どうしても受け付けない子もいる。得意なことはどんどん伸ばしてあげればいいと思うんです。英語を学ぶのはもちろん大人になってから有利ということもあるけれど、世界の知識のほとんどは英語に訳されているので、活用できるなら知識量がものすごく増えます。さらに、やっぱり世界で一番多く話されている言語ですよね。私は第二言語を学ぶのであれば、まずは英語かなと思います。

―― 「夢の幅を広げる」というのは、アグネスさんご自身もお母さんになられてからスタンフォードに留学されています。ものすごく貪欲に勉強されたんですよね。3人の息子さんをスタンフォード大に入れたというのももちろん偉業ですけど、まずお母さんご自身がスタンフォードに入っているということ自体、頭のいいご一家なんだというのが実証されているようです。

※28日公開予定の中編では、アメリカ・スタンフォード大学でのアグネスさんの経験、DUALライフ、美容の秘訣について掘り下げます。

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(取材・文/加藤京子 撮影/鈴木愛子)

※アグネスさんの新著「スタンフォード大に三人の息子を合格させた50の教育法」(朝日新聞出版刊)でも、幼児期から大学受験まで、生活、勉強、思春期の接し方など、世界に通用する「頭のいい子の育て方」が読めます。Amazonサイト