都知事を選ぶということは、都の優先順位を選ぶということ
この2年間の東京都の待機児童対策が無策だったことによって、幾千もの母親たちの雇用が失われました。「保育園があったら働けていた」という潜在雇用も含めたら、その数は桁が変わるでしょう。
セコいことは罪かもしれません。しかし、僕はセコくても、知事がやるべきことを、やるべき優先順位を持ってやっていたら、批判はしません。セコいことよりも、やるべきことをやっていないことで、我々は多くのダメージを受けたのです。
これは都知事1人に帰すべきものではありません。舛添都知事を支持した、都議会自民党、公明党の皆さんにも、責任を感じてもらいたいです。同時に、彼を選んだ我々東京都民自体が、単にセコさに怒るだけではなく、投票によって彼を選んだのだ、ということを、噛み締めなくてはなりません。
都知事を選ぶ、ということは、都の優先順位を選ぶということ。
それを今一度、我々は心に刻まなくてはならないのではないでしょうか。
(イメージカット/吉澤咲子)