深夜勤や残業をしないとフルタイムじゃないの? そして衝撃の給与明細

 10時から6時の勤務をしても、深夜勤や残業をしないとフルタイムでないような扱いです。時間短縮の制度があり、初めは週4日の勤務にしました。主な仕事は夕方に集中するため、時間の繰り上げはしにくい。勤務がない日は、娘が病気になったときに対応したり、保育園の行事にあてたりしました。

 週4日勤務は、時短の一種として、給料は大幅にカット。フルタイムで時間外手当があったころの、半分ぐらいでしょうか。育休から復帰後、明細を見て衝撃を受けます。

 労働力としてみると、手を尽くしても、子どもが病気をすると休みがちになり、給料カットにしたほうが周囲の納得になるかもしれない。だけど、アラフォー女性は男性と同じ条件で自由に働く生活に慣れているので、モヤモヤ。仕事は中途半端と言われ、認めてもらえる場面が少ないのです。

 時短の制度があると「恵まれている」「やめないで働ける」と言われます。育休から復帰したばかりで、あっぷあっぷのときは、ありがたいですが…。同時に「子育て中は、補助的な仕事をすればいいでしょ」という「マミートラック」に乗ってしまうのです。時短でなくても、勤務時間を繰り上げる申請を出すと、規定通りの時間帯で働かない「制限勤務」とされ、給料も評価も低い。マミートラックは、乗ってしまうと、なかなか降りられません。