意識改革は、女性社員と管理職を「同時進行」で

 DUALセミナーでは、アフラックが実施した施策の数々も紹介されました。その一部を以下にご紹介します。

<課長代理になる手前の女性社員・約700名対象>
●キャリアプラン研修
●イントラネット上で「ロールモデル」となる女性社員を紹介。ロールモデルとの座談会も開催
●経営陣から、期待のメッセージを発信
●メンタリング

<管理職・約600名対象>
●ダイバーシティマネジメント研修(男女への対応差など、無意識のうちのバイアスに気づく)
●育児と仕事を両立する社員への対応法を学ぶe-ラーニング
●妊産婦および両立社員への対応ガイドを提供
●育成計画の立案、実行
●女性社員に対する話し方、対話のきっかけづくりなどの指導力アップ研修

<(育児と仕事の)両立者対象>
●『キャリア&ライフデザインハンドブック』の配布(ロールモデル社員の紹介)
●復職者研修
●保険会社合同の両立座談会
●異業種合同両立座談会

 これらの取り組みの成果として、女性社員への意識調査において「上司の自分に対する関与度」の数値が改善。つまり「上司が自分を気にかけ、育成してくれるようになった」と感じる女性社員が増えるという結果が出ました。

 育児と仕事の両立者への意識調査では、「育児と仕事の両立が難しい」と感じていた人が前年に比べ約6割に減少。時短勤務を早期で切り上げる人は前年比2.4倍に増えたといいます。