子どもとの関係は、付かず離れず、で
大切なわが子の人間関係が気になるのは、親であれば当然のことです。ただ、過干渉は子どもの自立を妨げます。
私が子どもとの関係で意識しているのは、付かず離れずということ。「ボクシング」と同じようなものだといえるかもしれません。低学年のうちは親への依存度が高いのですが、だんだんと成長するにつれて、親への依存度は低くなっていきます。この事実を親自身が意識していないと、いつまでもいわゆる“子ども扱い”をしてしまい、親離れ、もっと言うと子離れができないことになります。
私は、子育ての最終的なゴールは、わが子が自立して生きていけるようにすることだと考えています。ゾウがわが子に砂浴びのやり方を教えるように、ライオンがわが子に狩りのやり方を教えるように、生き方のヒントを教えてあげることが重要なのです。
そんなふうに考える高校教師パパの私が、子どもとの関わり方で意識している3つのことをお伝えします。
【子どもの友人関係で意識したいこと①】話を聞いてあげる
子どもが保育園や幼稚園、小学校に通うようになると、パパ・ママと一緒にいる家庭では共有できていた話題だけでなく、子どもだけの世界の話題が出てくるのは当然のこと。
先生のこと、友達のこと、学んだことや歌った歌、休み時間に遊んだことやお昼ごはんのことなど、伝えたいことが山のように増えていきます。そこで大切なことは話を聞いてあげること。共働きのデュアラー夫婦であれば、忙しいのはよく分かります。しかし、子どもの見てほしい・聞いてほしいという承認欲求を満たすことは非常に重要です。なぜでしょうか。