事件を読む! 小学生のフィルタリング率低下
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奈良県では、前年度から3.0~11.3ポイント下がるなど、フィルタリング利用率は全体に減少傾向にある。特に、携帯電話よりスマホのほうが利用率が低い傾向にあるのだ。なお、フィルタリングを利用しない理由のトップが、小学生の保護者では「保護者が適切に管理している」(31.6%)であり、高校生の保護者では「子供を信用している」(53.4%)だった。
携帯電話会社は、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」によって、18歳未満の青少年が携帯電話・スマートフォンの契約をする場合、保護者からフィルタリングサービスを不要とする申し出がない限り、フィルタリングサービスを提供することが義務付けられている。保護者も、18歳未満の青少年に使用させる携帯電話・スマートフォンの契約時、使用者が青少年であることを携帯電話会社に申告する義務がある。(※1)
なお自民党は、18歳未満のスマホ利用者が増加したことを受け、フィルタリング設定義務化を盛り込んだ「青少年インターネット環境整備法改正法」の今国会での成立を目指しており、今後も動きがありそうなので注目したい。(※2)