AIの進化に伴い、定番の仕事が消えていく

 AIが実用化されるのに伴い、今ある仕事のどの部分がAIに取って代わられるのかを知っておきたいところです。

 2015年12月、野村総合研究所は英オックスフォード大学のマイケル A. オズボーン准教授らとの共同研究に基づき、「10~20年後、日本の労働人口の約49%が就いている職業においてAIが代替することが可能」との推計結果を発表しました。以下は、AIやロボットなどによる代替可能性が高い職業の一例です。

■人工知能やロボット等による代替可能性が高い100種の職業
(50音順、並びは代替可能性確率とは無関係)

出所:野村総合研究所「国内601種の職業ごとのコンピューター技術による代替確率の試算」NRIとオックスフォード大学オズボーン准教授、フレイ博士の共同研究。本試算はあくまでもコンピューターによる技術的な代替可能性の試算であり、社会環境要因の影響は考慮していない
出所:野村総合研究所「国内601種の職業ごとのコンピューター技術による代替確率の試算」NRIとオックスフォード大学オズボーン准教授、フレイ博士の共同研究。本試算はあくまでもコンピューターによる技術的な代替可能性の試算であり、社会環境要因の影響は考慮していない

 つまり、これらの職種に関連する資格については、いずれ消えていく、あるいは存続したとしてもごく一部の人しか活用できないということになります。

 なお、「人工知能やロボット等による代替可能性が低い100種の職業」もこちらから確認できます。
 https://www.nri.com/jp/news/2015/151202_1.aspx