未就学児を連れての観劇tips
小さい子どもを連れての観劇は何かと心配がつきものですが、以下のコツを知っておけば大丈夫!
まず心配なのは、子どもが小さいと、集中力が続かず静かに座って見ていられないのでは?という点。特に初観劇では初めての場所や雰囲気に興奮して、大声を出すこともあるかもしれません。そんなときはすぐにロビーに出られるよう、通路際の席を取っておくと安心です。開演の少し前に余裕を持って到着し、トイレを済ませておくと心も落ち着きます。
ちなみに、劇団四季の専用劇場(東京の四季劇場[春][秋][夏][海]、自由劇場、新名古屋ミュージカル劇場、北海道四季劇場、大阪四季劇場)であれば、1階席後方にガラス張りの親子観劇室が備わっています。親にとっては大きな心の保険になるでしょう。
観劇は「公共の場におけるマナー」を子どもに伝える、良い機会でもあります。前日くらいから「お芝居のとき、ずっと『しーっ』できるかな?」「『じーっ』とできるかな?」など、プレッシャーにならない程度に声かけしておきましょう。当日、子どもがおおむね静かにしていられたらしっかりと褒めてあげたいですね。
長丁場のプログラムでは、途中に15分や20分の休憩時間を挟むことも多いので、ちょっとしたお菓子を持参し、休憩時間にロビーでつまむと気分転換になるかもしれません。
また、冷房が強めの劇場もあります。膝掛けを常備している劇場もありますが、念のためカーディガンやストールなどの羽織りものなどを持参しておくと安心です。
――次回は、小学生におすすめのミュージカル演目と、子ども達に大人気の、あの人のインタビューをお届けします!
(文/松島まり乃)