6/9(木)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催された「ヒューマンキャピタル2016内 日経DUAL特別セミナー」の速報をお伝えします。テーマは「女性活躍推進」と「イクボス」。主に企業の人事部門に所属する合計300人を超える方々にご参加いただきました。日経DUAL編集長の羽生祥子がモデレーターを務め、盛りだくさんのメニューで終始熱気に包まれたセミナーのダイジェストをお送りします。

昇進のタイミングを迎えている女性社員を可視化する仕組み

 DUAL特別セミナー第1弾は「1年で猛スピード成果達成!女性社員のDNAを呼び覚ました『アフラック女性活躍推進の軌跡』」。DUAL記事「アフラック 女性活躍推進は最優先の経営課題だ」でもご紹介した、アフラック・山内裕司社長の動画放映(7分フルバージョン)からスタートしました。なぜ1年間という猛スピードで女性活躍推進の網羅的な取り組みを行ってきたかが分かるメッセージで、参加者は熱心にメモを取っていました。

 登壇者のダイバ-シティ推進部長・岡本文子さんはこの1年間の取り組みと狙いを詳しく説明。

 会場で配布されたお土産に含まれていたのは、管理職への昇進候補者の女性社員向けに開発したエクセル表「キャリアプランニングシート」と、その上司向けに開発したエクセル表「女性社員育成計画表」です。

 「同期が横並びで昇進していく男性と違い、女性は出産や育児などで昇進のタイミングが個別にずれていくため、女性社員本人にも、その上司にも、昇進のタイミングが分かりにくくなっているという問題がありました」(岡本さん)

 先述のエクセルシートを配布し、かつ、どのように書き込み、どう活用するか丁寧に説明することによって、「管理職になりたい」と思う女性社員が徐々に増え、管理職側もその気持ちに応えて育成に力を入れることができるようになったそうです。

 会場からは時間いっぱい熱心な質問が寄せられました。

参加者は人事部ご担当者が中心

アフラック・ダイバーシティ推進室長の岡本文子さん

モデレーターを務めた日経DUAL編集長・羽生祥子

“イクボス式”マネジメント講座を体験

 次に、日経DUAL編集長・羽生祥子による「体験版“イクボス式”マネジメント講座 社員が育児・介護を抱えても成果を出す管理職、人事の作り方」が行われました。立ち見が出るほどの盛況ぶりで、日経DUALが発行する書籍『崖っぷちで差がつく上司のイクボス式チーム戦略』をテキストに、羽生が参加者の皆さんを巻き込んだワークショップを繰り広げました。

皆さんの表情は真剣そのもの

立ち見が出るほどの人気ぶり

熱心にワークをする参加者

 両セミナーとも、より詳しいリポートを後日公開する予定ですので、どうぞお楽しみに!

 ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。今後ともDUALセミナーにご注目ください。

(文/日経DUAL編集部 小田舞子、撮影/鈴木愛子)