頭を打って24時間は注意。特に最初の6時間以内は警戒を

■受診のタイミング

 6つの危険因子について解説をしましたが、時間的にはどの時点で判断すればいいのでしょうか? 頭を打ってから24時間、特に最初の6時間は十分注意するよういわれています。何らかの症状が出るとしたら、6時間以内に出ることが多いからです。

 つかまり立ちをしていて転んだ、ソファーから落ちたなど、「軽度」のけがの仕方の場合は、すぐに医療機関を受診する必要はなく、①~⑥の項目を中心に、数時間程度経過を見るのがいいと思います。

 頭を切ったりして出血したりしている場合は、落ち着いて止血を行い、血が止まってから医療機関を受診してください。顔や頭は血流が豊富なため、ちょっとの傷でも出血が多いことがありますが、慌てる必要はありません。

 核家族化が進んだ現代、知恵を授けてくれるおばあちゃんは多くいません。インターネットにも誤った情報があふれています。上記を参考にしていただき、慌てることなく、医療弱者になることもなく、適切に賢く医療機関を利用してください。

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 子どもがケガをしたり出血をしたりすると、とても心配になりますね。特にぶつけた場所が頭だと……なおのこと心配はふくらみます。安易に「大丈夫」とせず、かといって軽い場合も心配し過ぎないでいるために、専門家による「判断の目安」はとても役立つと思います。

 この記事でお伝えしたことを頭に入れておくことで、いざというときは迷わず病院にかかる、そしておうちで様子を見られる状態のときは、経過を見ながら落ち着いて過ごせるといいですね。

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(構成/中島夕子 写真/坂斎清)