6月9日(木)に開催されるDUALセミナーでも講師として登壇するアフラックは、2015年を「女性活躍推進元年」と決め、経営トップ自らがコミットメントし、女性活躍推進プログラムを展開しています。1年を経た今、大きな前進を感じているという山内裕司社長に、これまでの歩みをお聞きしました。この記事で紹介する動画は約4分ですが、当日のセミナーではより詳しい約7分のロングバージョンをお届けします。セミナー当日は、ダイバ-シティ推進部長・岡本文子氏をお招きし、山内社長の経営方針の下、現場が具体的にどのような施策を実施してきたか、そしてそれがどのような成果に結びついたかを詳しく伺います。貴社ですぐにお役立ていただけるノウハウ満載の1時間30分です。ぜひご参加ください!

女性活躍推進は最優先の経営課題だ

アメリカンファミリー生命保険、日本における代表者・社長、山内裕司氏
アメリカンファミリー生命保険、日本における代表者・社長、山内裕司氏

日経DUAL編集部 女性活躍推進に本気で取り組もうと思われたきっかけは何だったのですか?

アフラック 山内裕司社長(以下、山内) 当社は1974年に創業し、私は1976年に入社したのですが、当時から女性が活躍している会社でした。私の同期も半数以上は女性で、優秀な人が大勢いたのです。女性が部長になるのも珍しいことではなく、生保業界で初めて女性役員を輩出していることもあり、当社は女性が非常に活躍していると思っていたんです。

 ところが「202030」(2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%にするという国の目標)」が話題になったころ、管理職比率のデータを算出してみたところ、想像していた以上に低かった。イメージから大きくかけ離れていたんです。「このままではいけない」と、2014年9月から女性活躍推進のプログラムを立ち上げました。

―― 経営課題の中で優先順位をつけるとすれば「女性活躍推進」はどの位置にあったのでしょうか?

山内 中期で考えれば1番です。短期で捉えるなら売り上げも重要ですが、将来にわたり成長を目指すとなれば(女性活躍推進は)トッププライオリティーだと考えています。今やっておかないといずれ成長に陰りが出てしまうと考えました。

 生命保険というと、以前は会社のオフィスにセールスレディーが入って主に男性のお客様に営業し、男性に契約してもらっていました。今はショッピングモールや路面店の保険ショップで保険が販売される時代。夫婦が一緒に来店して相談しながら決めることが増えていますが、決定権は女性に移ってきているんです。となると、男性主体の組織で物事を考えていてはいけない。

 これまでも女性のチームが女性向け保険プランを企画することはありましたが、それは現場レベルの話。経営の意思決定の場に女性の声が反映されていたかというと、そうではありませんでした。そこで、ここにきて女性に焦点を当てたわけです。

 単一の考えの人ばかり集まっていると、単一の考えしか出ない。生活者の多様化に伴い、会社も多様な考え方を持たなければ今後生き残っていけませんから。

 実際、女性活躍を推進していくとなると、育児中の女性もいますので、働き方や働く環境も見直さなければなりません。それは、今までの慣習にとらわれず、ゼロベースで物事を考える機会にもなります。

 そうした意味でも、この取り組みには2つの効果があると考えました。

 既存の概念を打ち破るということ。それにより女性が活躍することで新たなイノベーションが起きるということ。この2つを重要視しています。

大好評につき今年もやります!【日経DUALプレゼンツ特別セミナー】

大好評につき今年もやります!
【第3回 日経DUALプレゼンツ特別セミナー】

 アフラックのキーパーソンが登壇するマネジメントセミナー開催決定!

セミナーテーマ:
 社長・人事担当・チームリーダー・子育て中の社員、必聴!
 「好業績企業に学ぶ 
 女性活躍推進を社内に浸透させ、確実に実績につなげるコツ」

一昨年の会場の様子
一昨年の会場の様子

 昨年「育児社員の正しい評価と戦力化」に関するセミナーが満員御礼増席だった日経DUALの特別セミナー。大好評につき今年は女性活躍推進の実践方法を学ぶ働き方セミナーを開催することになりました! チームリーダーや経営者、人事担当者、そして子育て社員に向けて「本当に使える本音満載・ツール満載のセミナー」をご用意しましたので、社長・上司・同僚・部下をお誘い合わせのうえ、奮ってご参加ください。

 そして今年も、充実&満足のお土産付きです!

 今回はアフラックから秘蔵の「女性活躍推進ツール」をご提供いただきます。当日参加者の皆様だけにお土産としてお渡しします。社内説得に使える実例集も配布予定ですのでお楽しみに!

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 先進企業のモチベーション舞台装置とは? 掛け声だけで終わらせない経営・人事の仕組みとは? 記事にはできない「ここだけの本当の話」も聞き込み、さらに参加者の皆様からの具体的な質問に登壇者がお答えする「Q&Aタイム」もご用意しております。

 女性活躍推進室やダイバーシティー担当の方には、超・実践法がお伝えできると思います。ぜひこの機会をお見逃しなくご参加ください!

<開催概要>
日時:2016年6月9日(木)
 【アフラック編】   11:30 ~ 13:00 
参加者特典: すぐに活用できるノウハウ集を受講者特典としてお持ち帰りいただけます。

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アフラック社長・山内裕司氏(ビデオ出演)
アフラック社長・山内裕司氏(ビデオ出演)

 今年の日経DUALセミナーのテーマは「好業績企業に学ぶ 女性活躍推進のコツ」です。

 今年4月に「女性活躍推進法」が施行され、「202030(2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%以上にするという政府目標)」を4年後に控えつつも、企業内の女性活躍推進はなかなか進んでいません。

アフラック<br>ダイバ-シティ推進部長<br>岡本文子氏
アフラック
ダイバ-シティ推進部長
岡本文子氏

 そこで、日経DUALセミナーでは、2015年を女性活躍推進元年とし、1年で指導的立場に占める女性の比率を2.7%改善したアフラック社長の山内裕司氏、ダイバ-シティ推進部長・岡本文子氏をお招きし、その取り組みについて詳しくお聞きします。モデレーターは日経DUAL編集長の羽生祥子が務めます。

 昨年は2社の事例紹介を一つのセミナーでご紹介しましたが、「各社の事例をさらに詳しく伺えればよりよかった」という声が昨年のアンケートで多かったため、今年は時間を分けて1社の事例についてじっくり伺います。

 毎年大好評の、自社に持ち帰ってすぐに使える事例資料も準備しております。ぜひご参加ください。

 当日は、日経DUAL編集部も取材・企画の参考のため参加いたします。

 マネジメント層、人事担当者、そしてこれから子育て社員として両立をしていかねばならないビジネスパーソンに向けて、DUALの取材で得た「超・実践ノウハウ」をお伝えします。また、皆様の職場での課題や意見を情報交換したく思いますので、どうぞ当セミナーをご活用ください。

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■一昨年&昨年の参加者の声が届きました!

 満足度120%のセミナーです!(参加者・平岡さんより)

 一昨年と昨年の本セミナーにご参加くださった平岡あゆみさんからご感想を伺いました。

芙蓉総合リース・総務部の平岡あゆみさん。一昨年のセミナーで配布した資料の一つ『これが本当の子育て支援企業への道10 ステップ』を手に
芙蓉総合リース・総務部の平岡あゆみさん。一昨年のセミナーで配布した資料の一つ『これが本当の子育て支援企業への道10 ステップ』を手に

 一昨年7月の「日経DUALセミナー」から2年続けて参加しています。育休復帰後の方を含む、女性社員の活躍を進めるために方策を練っていたときにセミナーの案内が届き、「これは!」と思ったのが参加したきっかけです。

 セミナー当日、プログラムが進むにつれて「やっぱり参加してよかった」という思いが強まりました。というのも、同じ社内人事の仕事をしていても、会社が違うと他社のノウハウを聞く機会が少ないのですが、このセミナーでは登壇される先進企業の方から「ここまで教えてもらっていいの?」と思うほど、細部にわたるお話を聞けたのです。会場で配られる資料も想像していた以上に実践的で、今でも大切に保管して業務に活用しています。

 今年もまた新たな先進企業の方のお話を聞けるとあって、今から参加を楽しみにしています。

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