煮物をお弁当で活躍させたい!

 ホットクックを使えば、煮物を手軽に失敗なく作れるという。筆者はまさに、その煮物を作るのが苦手だ。カレーやシチュー以外、あまり食卓に上ることはない。しょうゆにお酒、砂糖にみりんなど使う調味料も多く、勘で作りにくいというのもあるのかもしれない(まあ、普段から作らないのだから、勘が養われるはずもないのだが)。

 娘が幼稚園のときは冷凍食品が大活躍していたが、最近はほとんど使わずに手作りしている。とはいえ、焼き物や炒め物が中心で、煮物が活躍する機会は全くといっていいほどない。

 朝起きると、まずお米をといで炊飯をスタートし、続いて銅製の卵焼き器でだし巻き卵を焼く。気分に応じて魚を焼いたり鶏もも肉のグリルなどを作ったりして、それと同時にアスパラのベーコン巻きや豆苗の豚肉巻き、野菜炒めなどを作るという感じだ。正直、毎朝てんてこ舞いである。

 朝の忙しいときにお鍋で煮物を作っている時間などはないが、ホットクックならそんなときも活躍するのでは?……と考えた。もちろん、朝が無理なら作り置きしておいてもいい。

まずはきんぴらゴボウからスタート

 最近は冷凍食品のクオリティーが高く、ひじきの煮物やきんぴらゴボウなど、“和”の総菜も小分けした形で販売されている。これを使うのも十分ありなのだが、ホットクックで和総菜を作れないかと考えた。

 そこで、まずはきんぴらゴボウを作ってみることにした。きんぴらゴボウ自体は炒め物だが、ホットクックのレシピではひじきの煮物と同じメニュー「煮物1」で作れるようになっている。恥ずかしながら、きんぴらゴボウ自体、筆者としては初挑戦である。

 手順としては、まずゴボウの皮をむいてマッチ棒くらいのサイズに切り、水にさらしてあくを抜く。次に、にんじんも同じくらいのサイズに切る。お酒、みりん、しょうゆ、砂糖、それにごま油を加えた調味液を作って内鍋に入れれば、セット完了。

 ゴボウとにんじんを切るのにちょっと手間がかかるが、なんてことはない。レシピにはなかったが、筆者は辛めのきんぴらゴボウが好きなので、鷹の爪を3本輪切りにして入れることにした。

ゴボウを切ってあく抜きし、にんじんとともに内鍋に投入。レシピにはない鷹の爪も入れた
ゴボウを切ってあく抜きし、にんじんとともに内鍋に投入。レシピにはない鷹の爪も入れた

お酒やみりん、しょうゆ、砂糖、ごま油を合わせて内鍋に入れる
お酒やみりん、しょうゆ、砂糖、ごま油を合わせて内鍋に入れる

自動メニュー「1-3」を設定してスタートしたら、約35分で出来上がる
自動メニュー「1-3」を設定してスタートしたら、約35分で出来上がる