キャンプの開催は6月12日~8月14日、日本出発・帰国ともに日曜日で、期間は1~4週間と、多彩なコースから選ぶことができます。費用は1週間コースが2600米ドル、2週間が4200米ドル、3週間が5500米ドル、4週間が6800米ドル(すべて航空運賃などは別途必要になります)。

 飛行機に搭乗する際はアナカンサービス(航空会社のスタッフが未成年者の世話をしてくれるサービス)を利用。現地に着いたら、到着ロビーで日本語のできる現地スタッフが参加者を引き取り、ロサンゼルスに一泊。翌日からはマリブでのキャンプに参加し、ホームステイ先に宿泊します。

 参加する子どもが英語初心者の場合は、ホームステイ先の家庭に父母どちらかが日本語ができる日系ファミリーを手配してもらえるなど、参加者の英語力に応じた配慮がなされます。ARCの現地スタッフも夕食やシャワーの際など、子どもが寝るまで世話をしてくれ、朝のキャンプ出発前も体調管理や身支度準備を行うなどサポートは万全です。

小さな子ほど異文化を肌で感じる

 もちろん、嫌がる子どもを無理やり参加させる必要はありません。でも、少しでも海外に興味がある子どもなら、参加することできっと人生の大きな糧を得られるでしょう。小さな子ほど、頭で考えず、異文化を肌で感じ取る“ポジティブなカルチャーショック”を体験できるはずです。ホームシックにかかったとしても、最初の1~2日程度で治まると言われています。このプランは過去6年間行われていますが、途中帰国者は皆無です。

 日本で帰国を待つ親のほうも、これまで「大きな体験をさせてあげたいという希望」と「とてつもない不安感」にさいなまれつつ、小さな子どもを送り出してきました。「『出発前は基本的におとなしく、感情を表現することの少なかった子どもが、帰国時には表情が目に見えて快活になり、海外体験の達成感からいきいきとした明るさを発散させるようになった』と、胸をなで下ろし、大きな満足感と感動を得る保護者もいらっしゃいます」(ARC代表・野村ちえいさん)。

年齢別にグループ分けされ、すぐ友達に
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