「留学させたい親」VS「留学したくない子ども」

 デュアラー親世代が高校・大学生だったころ、留学といえばアメリカなどの英語圏、留学経験者といえば「英語を流暢に話すことができる人=憧れの的」というイメージがありました。アンケートで「子どもをいつごろ留学させたいですか?」「どの国に留学させたいですか?」という質問を投げかけてみると、下記のような結果に。

 中には、「本人に聞いて行けるタイミングで」「自分で決められる年齢になってから」「子どもが行きたいところ」「本人が希望するところ」がベストと、子どもの自発性に任せるという意見も見られましたが、時期について多かったのは「高校で」(135人)、「大学で」(125人)、渡航先については「アメリカ」(120人)、「カナダ」(106人)、「オーストラリア」(83人)など英語圏への留学を、と考えている親が多く見られました。アンケート結果からも、親世代が学生だったときの常識をベースとして、子どもの留学をイメージしている様子が分かります。

 しかし、問題は、子ども達の意識。文部科学省が出しているこんな調査があります。