政府が主導する「女性活躍推進」。その呼びかけに応え、企業も女性が活躍できる職場づくりに取り組んでいますが、やはり企業によって温度差があるのが現実です。今、ワーキングママ・パパ達は、職場に対してどのような思いや課題を抱えているのでしょうか。
日経DUAL編集部では読者を対象に「働き方革命アンケート」を行い(2016年3~5月実施)、1479名の方から回答をいただきました(女性:1276名、男性:203名)。育児と仕事の両立について寄せられた声をご紹介します。
子どもができてから職場で気まずい思いをしている人は8割以上
育児をしながら働く中で、職場で働きにくい、気まずい、肩身が狭い思いをしたことがある人は82.7%と大半を占めています。
なお、「働きにくさを感じない」と答えた人の理由としては「上司・同僚の理解やサポートがあるから」が最も多く見られました。
気まずさを感じる場面は、「早く帰らなければならない」とき
では、どんな場面で働きにくさを感じるかというと、以下のグラフの通り、「子どもの病気で早退」「残業できない」「子どもの行事で仕事を休まなければならない」「時短勤務」など、「時間の制約」に関するものが上位を占めています。
早く帰ったり会社を休んだりすることに対して働きにくさ、気まずさを感じる背景は、次のようなフリーコメントからも見てとれました。
このほか、フリーコメントでは「飲み会に参加できず疎外感がある。人間関係を深められない」「時短勤務というだけで評価を下げられる」などの意見も多く見られました。