産地で育ったお米や野菜でランチバイキング

 昼食を参加者みんなで食べるのも、このイベントのお楽しみのひとつです。塩おにぎり、白ゴマおにぎり、根菜の煮物、ポテトサラダ、プチトマト、きゅうりのお漬物、豚汁、いちごなどのメニューを好きなだけ食べることができます。

 すべてちば緑耕舎で育った農作物を使って、イベントをサポートする地元の組合員の方が手作りしてくれました。手伝ってくれた組合員サポーターには、パルシステムからポイントでお礼を還元。“みんなで支え合う”生協ならではの取り組みです。

ちば緑耕舎で育った農作物を使って、イベントをサポートする地元の組合員の方が手作りしてくれたお昼ごはん
ちば緑耕舎で育った農作物を使って、イベントをサポートする地元の組合員の方が手作りしてくれたお昼ごはん

 このイベントの参加は3回目というママは、「お昼ごはんが本当においしくて! 去年私たちが作ったお米かな、顔見知りの農家の方たちが作ってくれているんだね、などと息子と話しながら食べています。最高の食育だと思います」とリピート参加する理由を教えてくれました。

 田植え体験という、野外で体を動かしたあとの食事というのもおいしい理由でしょう。筆者も、大きいおにぎりを3つもペロリといただきました。

生き物観察で、無農薬の効果を実感

 昼食後は、交流会のもう一つの目玉である「生き物観察」です。子どもたちの中にはこちらのほうに興味があって来ている子も少なくないようです。生き物が大好きという小学校3年生の男の子は、参加はこれで3年目。「昨年、一昨年とカメをもらった。家で3匹育てていてまたほしい!」と、大はしゃぎです。

 農家のスタッフが、子どもたちを連れて田んぼへ。田んぼや、その周辺の水路にはどんな生きものがどれぐらい生息しているのか調べます。田んぼにはおたまじゃくし、アマガエル、アメンボ。田んぼの周りの草むらにはテントウムシ、ちょう、イナゴ、水路にはタニシ、ザリガニ、カメ…とたくさんの生き物に会えます。子どもたちから、「いた!これは何!?」と歓声が上がっていました。

田んぼ脇の用水路の水をくみ上げて、生き物観察
田んぼ脇の用水路の水をくみ上げて、生き物観察

 二ホンザリガニ、メダカなど稀少で絶滅しそうな生き物についても説明がありました。子どもの興味を引きつつ説明してくれるので環境問題への関心にもつながりそうです。

 続いて一同は、種類の違う田んぼの泥を採取します。ひとつは、一般的な「慣行栽培」の田んぼ、二つ目は減農薬栽培(除草剤のみ使用、パルシステムの「エコ・チャレンジ米」)の田んぼ、最後は有機栽培(除草剤も使わない無農薬栽培、パルシステムの「コア・フード米」)の田んぼです。それぞれの泥をひとつかみ採取し、少量の水を入れた容器に広げます。そして、それぞれの容器にいる糸ミミズ、ユスリカの数をカウントします。

糸ミミズとユリイカの数をカウントする子どもたち
糸ミミズとユリイカの数をカウントする子どもたち

 その結果は、慣行栽培が糸ミミズ2、ユスリカ0、減農薬栽培が糸ミミズ28、ユスリカ1、有機栽培が糸ミミズ75、ユスリカ1と、農薬を使わない有機栽培が断トツに多い結果になりました。「農薬を減らせば減らすほど、土の中の生き物が棲みやすくなり増えていきます」と生産者スタッフ。

 農薬を減らしていく農法=環境にやさしく、生態系を守ってくれている。子どもたちは、食と環境、生き物が密接につながり合っていることを実感しているようでした。大人にとっても、安心できる農産物がどう作られているかを確かめることで見た目や価格だけに左右されない「食を選ぶ」意識も高めてもらえます。

■パルシステムの詳しい説明はこちら