栄養バランスが悪いと、身体的・神経系の発達に影響がでることも
個人差はありますが、幼児期の子どもが食べる量は、だいたい大人の半分の量。幼児期前期はそれより少なくなり、幼児期後期は、半分強食べるようになるとは思います。しかし活動量によって個人差がありますから、量はそこまで重要ではありません。
献立で何よりも大切なのは栄養バランスです。幼児期における栄養素の摂取バランスが悪くなると、その後の身体的発育や神経系の発達にも影響がでることがありますから、毎日の食事で適切な栄養素を摂取する必要があります。
しかし、子どもの1日の栄養所要量はその国の食糧事情や経済状況、国民の健康問題や栄養学への考え方によって大きく左右されるものです。つまり、栄養所要量はあくまで目安であり、絶対的なものではありません。病院食、学校給食などは公的機関によって定められた栄養所要量に規制を受けることがありますが、一般の家庭において日々食事を作る場合は、そこまで神経質になる必要はないと思います。
幼児期の栄養バランスについては、東京都福祉保健局が作成した「東京都幼児向け食事バランスガイド」を参考にするのがおすすめです(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kensui/ei_syo/youzi.html)。
これが難しい場合は、
という3つをまず念頭において、毎日の食事の中にこれらをバランスよく組み合わせて献立を考えるようにしましょう。