A.子どもは勝手に遊ぶ。自分で楽しみを見つけるのが上手ですよ。

 "遊んであげる"という考え方がおかしいかもしれないですね。大人のほうから遊んであげるなんてこと、子どもに対して失礼なんだと思うんです。子どもはいつも勝手に遊んでいる。大人以上に楽しみを見つけるのが上手なはず。お母さんが仕事に復帰したということは、子どもを保育園に通わせているということでしょう。そこで色々なことを見つけてくると思います。

 2歳児の子どもは、同世代の子どもと遊びたいもの。最初はおのおのが隅のほうで好きなことをしている。最初から一緒に遊ぶことはしないけれど、他の子に関心をすごく持っているんです。子どもが保育園や幼稚園に行く楽しみは、同じ年ごろのお友達がたくさんいて、うちではできないような面白いことができるから。子ども同士で遊ぶのが楽しいんでしょうね。

 ただ、大人は片時も目を離しちゃいけない。しょっちゅうケンカするから。ケンカの理由のほとんどは誤解。自分の意見を相手に伝えること、しかもきちんと伝えることって難しいですよね。でも、子ども達は気持ちがすれ違ってケンカをすることで、相手の言わんとすることを受け止めるという、大変な勉強をしているんです。

 子どもは子ども同士の遊びの中で、社会性や協調性を身に付けて一人前になっていく。だから親はそれをきちんと見ていてやる。親が見ていてくれる安心感が子どもにとっての安全地帯になって、子どものコミュニティーの中で存分にやりたいようにやれるようになるものです。子ども同士でケンカをして自分達では手に負えないとなれば、お母さんのところに飛んで帰ればいいのです。