給付金の検索や医療費控除の計算も簡単

 ここまでは他の家計簿アプリにもよくある機能。ここからは、Zaimならではの機能を見てみましょう。

 アプリを起動して左上の「≡」をタップすると、サイドメニューが表示されます。ここで、「見直しプラン」をタップします。

「改善する」のメニューから「見直しプラン」を選びます
「改善する」のメニューから「見直しプラン」を選びます

 見直しプランでは、家計簿の記録やプロフィールに登録した世帯の情報を基に、国や自治体から得られる給付金や、医療費控除額を知ることができます。まずは「わたしの給付金」を見てみましょう。

見直しプランでは、調べたり計算したりするのが大変な家計の情報を簡単にチェックできます
見直しプランでは、調べたり計算したりするのが大変な家計の情報を簡単にチェックできます

 説明画面が表示されます。ここでは「地方自治体の給付金を抽出」をタップしてみます。

「わたしの給付金」の説明画面。地元の給付金を調べてみます
「わたしの給付金」の説明画面。地元の給付金を調べてみます

 すると、私が住む長野県佐久市による給付金から、該当する可能性があるものとして20件がピックアップされました。

 ピピっときたのは「長野県私立高等学校等奨学給付金」(再来年度に高校受験を控える長男がいるものですから……)。どんな内容なのか確かめてみましょう。

私の世帯では20件の給付金が該当する可能性あり。私立高校の奨学給付金制度が気になります
私の世帯では20件の給付金が該当する可能性あり。私立高校の奨学給付金制度が気になります

 給付金名をタップすると、対象者や金額などの条件を見ることができます。この給付金の場合、私立高校に在学する16歳の家族がいる家庭に2万8900円が給付されるという情報が得られました。ただし、実際の給付条件は「わたしの給付金」で調べた内容とは異なる場合もあります。検討する際は、自治体などに確認を取っておきましょう。

給付金の対象者(年齢など)、金額、所得条件などの情報をチェックできます
給付金の対象者(年齢など)、金額、所得条件などの情報をチェックできます

 なお、給付金の抽出を正確にするため、あらかじめ世帯の情報を入力しておく必要があります。世帯の情報は「わたしの給付金」の画面から入力や修正が可能です。

世帯の情報は「ご登録の情報」として表示されます。世帯人数をタップして情報を修正することも可能です(※画像の年収は架空です)
世帯の情報は「ご登録の情報」として表示されます。世帯人数をタップして情報を修正することも可能です(※画像の年収は架空です)

 今度は「わたしの医療費控除」を試してみました。こちらは入力済みの家計簿データから医療費を抽出し、控除額を算出する機能です。「2015年の医療費を抽出」をタップしてみましょう。

家計簿データを活用できる「わたしの医療費控除」。データから医療費のみを抽出して計算してくれます
家計簿データを活用できる「わたしの医療費控除」。データから医療費のみを抽出して計算してくれます

 抽出結果はこちら。40万円ほどの医療費に対し、10パーセントに当たる4万円ほどが還付される可能性ありと算出されました。Zaimに医療費を記録しておけば、還付金の金額を簡単にチェックできて便利です。

手術や長期間の通院などを考慮した架空の医療費を登録して控除を算出してみました。タップ1回で計算できます
手術や長期間の通院などを考慮した架空の医療費を登録して控除を算出してみました。タップ1回で計算できます