基礎の上には応用ではなく、徹底した基礎がある

DUAL編集部 百ます計算! 有名な学習法ですね。

隂山 百ます計算は、縦と横それぞれに10個の数字を並べてあり、合計100ますに足し算や引き算の解答を書かせていくものです。ここで重要なのは、「完璧にできるようになるまで、徹底して繰り返す」ということ。ただ正しくできるだけではダメで、瞬時に答えが出てくるようになるまで、繰り返し同じ問題を解かせます。徹底反復という学習法です。

DUAL編集部 なぜ繰り返し学習させるのですか。

隂山 難しい問題に進む前に、まずは「盤石な基礎」を築くことが大切だからです。多くの方は「基礎、基本の上には応用がある」と思いがちですが、違います。基礎、基本の上には、「徹底した基礎、基本」があるのです。

 私は子どもたちに、百ます計算を1プリント1分半以内で解けるようになるまで、繰り返しやらせました。すると、そのうち算数だけでなく、文章題や社会の成績も上がりました。不思議なことに、他の科目にも波及効果があったのです。

 繰り返しの重要性は、他のテストでも、同じです。模擬テストなど色々な形式のテストをやる中で、難しい問題が出されると、子どもは解けません。しかし、私は、翌日また同じ問題をプリントに出します。すると、一度目に頑張って取り組んだ子は、二回目は解けるようになる。すると子どもは「頑張れば、できるんだ」という経験をします。すると好循環が生まれ、その子のテストの点はどんどん良くなっていきます。


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