キャニスター型は共働きに不向き。平日&休日掃除のポイント

 毎回、床の障害物を片づけるのは手間?

「ロボット掃除機を使うためにはまず床に落ちている物を動かして、掃除機で床のゴミを吸い取って…という工程が必要になりますよね。子どもの物が床に散らかっていたり、棚の上のホコリまでをきれいにしたりすることを考えると、結局、手間はそれほど変わらないような気がしてしまうんです」

 習慣にしたい、お出かけ前5分の整理と組み合わせ技

「残念ながら、コレ一つで全部大丈夫!という掃除機はまだありません。だから、キャニスター型(車輪付きの本体と吸引ノズルをホースで繋いだタイプ)、スティック型、ロボット型などいろんな掃除機があるんです。例えば、週末とかに一気に全部の部屋をピカピカに掃除したい!掃除機を掛けるのが好き!という方にはキャニスター型がおすすめです。ただし、これは共働きの方には不向き。

 床に障害物が多い方はスティック型で、細かく掃除するのがおすすめです。ロボット掃除機を使う場合は、平日の家族が出かけている時間などに走らせること。このとき、出かける前にほんの5分、床に落ちている物をどけたり、日によってイスの位置を変えたりしておくと、その空いた場所を掃除できるようになります」

編集K:ライフスタイルによっても選び方が変わってくるんですね。「毎日5分」「全部を一度にではなくちょっとずつ」というのなら私でも継続できそうです。

コヤマ:掃除全般が苦手な人にご紹介したいちょっと面白いロボット掃除機があります。それが、東芝の「トルネオロボ」。吸い込んだゴミを充電台の中にためるので、約1カ月はゴミ捨ての必要がないんです。さらにハンディーワイパーなどで棚の上などを掃除した後、こびり付いたホコリを吸い込んでくれる機能もあります。メーンはロボット掃除機を平日に走らせて、週末は気になった所をハンディーモップで掃除するという組み合わせも効果的ですよ。

東芝「トルネオロボ VC-RVS2」実勢価格9万7200円
東芝「トルネオロボ VC-RVS2」実勢価格9万7200円

写真左:2本のブラシでしっかりとかき込み集めたゴミをダストステーションにまとめられる/写真右:ダストステーション側面からもゴミを吸引。モップなどで集めたゴミを吸い込める
写真左:2本のブラシでしっかりとかき込み集めたゴミをダストステーションにまとめられる/写真右:ダストステーション側面からもゴミを吸引。モップなどで集めたゴミを吸い込める