塾には休まず通っている。毎日の宿題もちゃんとやっている。なのに、成績が上がらない……。「大手中学受験塾に通わせているご家庭でよく聞く悩みです」と話すのは、本連載のアドバイザーとしてもお馴染みの小川大介先生。一生懸命頑張っているのに、結果が報われないのは、お子さんも親御さんもつらいもの。でも、それはもしかすると、勉強のやり方が間違っているだけなのかもしれません。中学受験の「理想の勉強の仕方」を小川先生にアドバイスしてもらいました。

塾に通っているのに、成績が上がらずにつらい思いをしている子が多い

 以前の記事「こんなに違う! 大手中学受験塾の中身を解剖」でもお伝えしましたが、今の中学受験勉強は大手受験塾に通うことが前提となっています。なぜなら、大手受験塾には、中学受験に必要なカリキュラムが整っているからです。

 では、大手受験塾に通っていれば、成績は上がるのでしょうか?

 「いいえ、そんなことはありません。むしろ、塾に通っているのに、成績が上がらずにつらい思いをしているお子さんが多いのです」

 その日、SS-1を訪れた伊藤玲奈ちゃん(小5・仮名)もそんな一人。玲奈ちゃんは小3の2月から大手受験塾に通っています。お父さんの修さんの話によると、「まじめにコツコツと勉強する子」ですが、思うように成績が伸びていないと言います。4年生まではこれから伸びていくのではないかと淡い期待を持っていましたが、3月の模試でさらに成績が下がり、「このままでは心配……」と小川先生に相談することに。

小川大介先生は、アンケートを元に親御さんと学習カウンセリングを行います
小川大介先生は、アンケートを元に親御さんと学習カウンセリングを行います

 SS-1は、大手受験塾に通っているものの成績が上がらない、授業や家庭学習、テストの受け方が分からないなどの悩みを抱えるご家庭の方が多く通う、中学受験に特化した個別指導塾です。入塾までの流れとして、始めに事前アンケートに答えてもらいます。

 そして、そのアンケートをもとに、現状をさらに掘り下げて課題解決を最速で図るため、親御さんと個別の学習カウンセリングを行います。小川先生によると、お子さんのことを一番近くで見ている親御さんに直接質問を重ねることが、学習の戦略を立てるのに必要不可欠なのだそうです。

 修さんは奥様の由紀さんと一緒にやって来ました。

次ページから読める内容

  • 学習カウンセリングから見えたのは「受け身の学習」だった
  • 与えられた学習メニューをこなすだけでは「受身の学習」になる
  • 面白くないのはうまくいっていない証拠。楽しく体で覚えれば、知識は定着する
  • 暗記ではなく、理屈で理解する
  • 中学受験の勉強で必要なのは、「自分でなんとかする力」

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