広いところがあるのに、ふと気づけば、子どもたちが部屋の隅っこにぎゅっと集まっていることはありませんか?また、家具の隙間や机の下、からだがすっぽりはまるところを見つけては、遊んでいませんか?
狭いところが大好きな子どもたち。
囲われた狭い空間にいるとき、子どもたちは、なんだかドキドキ、ワクワクした気持ちになっています。友だちとも気持ちを共有しやすく、“いっしょ”であることが安心でもあり、楽しくて仕方がないのです。天井の低さや狭さ、空気の“ひんやり”感を体で感知し、「ここを僕たちの秘密基地にしよう」とゴッコ遊びが始まるなど、大人に邪魔されない子どもたちだけの創造空間が展開しています。
このような“遊び”は、囲まれた狭い空間や場所で発生しやすくなります。この、狭いところが大好きな子どもの行動特性のことを、こどもOSランゲージ(「パパママ悩まないで、それはこどもの本能です」を参照)では、「囲われ感」と呼んでいます。狭いところに入りたがるのは、子どもに特有の行動特性なのです。