「がん」に備えたいときのポイントは

 「がん」になったときの保障を希望する人は、以下のポイントを考えてみましょう。

■がんになったときの保障選びのポイント■

・保険期間は一生? 期間を区切るなら何歳まで?
(保険期間が一生の場合は、保険料の支払いも一生か、65歳までに先払いするかを選択)

・がん入院給付金は必要? 必要なら日額はいくら?
(すでに医療保険に入っている場合は、重なる保障となるので不要のこともある)

・がん診断給付金は必要?
(がんと診断されたら100万円というように、診断給付金だけで契約できるがん保険もあれば、入院給付金とセットのがん保険もある。あるいは、医療保険にがん診断給付金特約50万円というものもある。また、診断給付金には、がんと診断されたことに加えて、入院が給付の条件になっているものもある)

・上皮内がんの保障は必要?
(上皮内がんとは、治療を行えばほぼ完治する初期のがんのこと。保険会社によって、がん診断給付金の対象から除外されたり、受け取る金額の割合が少なくなっているものがある)

・抗がん剤治療保障は必要?
(抗がん剤治療保障をがん保険に特約として付ける保険会社もあれば、抗がん剤治療保障のみでがん保険に加入できる保険会社もある)

・先進医療特約は付ける?
(すでに医療保険等で加入していれば、あえてがん保険に付ける必要はない)

・一時金はほしいけれど、がんにならなかったらもったいないと思う場合は、「特定疾病保障保険」「三大疾病保障保険」を検討しては?
(特定疾病保障保険、三大疾病保障保険は、がんと診断されたとき、脳卒中、急性心筋梗塞により所定の状態になったときには、生存中に保険金を受け取ることができる保険。受け取った場合の死亡保険金はなくなるが、がんなどの三大疾病で保険金を受け取ることなく亡くなった場合は、交通事故で死亡しても死亡保険金を受け取ることができる)

 必要な保障は整理できたでしょうか。保険は、総額数十万円から数百万円する買い物です。保険に加入する際は、保険商品に自分を合わせるのではなく、自分の希望に合った保険商品を選んでくださいね。