お話の中で『ちびくろ・さんぼ』に負けないカステラをご馳走してあっと喜ばせたかった。そう考えて書いたお話が『ぐりとぐら』でした。

 お友だちと食べたのがうれしいし、先生が焼いてくれたのもうれしくて、家に帰って報告したのでしょう。お母さんから丁寧にお礼を言われて恐縮しました。そこで私は、この子たちにホットケーキに負けない、もっと上等なものをご馳走したくなりました。

 ホットケーキより高級なものは何だろうと考えて、思いついたのがカステラ。だから、とびっきりのカステラが出てくるお話を作ることにしたのです。お話の中でなら想像力で『ちびくろ・さんぼ』に負けないカステラをご馳走することができます。彼らをあっと喜ばせたかった。そう考えて書いたお話が、『ぐりとぐら』でした。


「著作リスト」より抜粋

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『ママ、もっと自信をもって』(中川李枝子著、定価1200円+税)

『ぐりとぐら』の誕生秘話が、ここにある。
~天才児童文学作家・中川李枝子の歩んだ道、
 日本中のママを感涙させた子育て奮闘記~

戦前戦後を経験し、母として、保育士として、作家として活躍した80年を振り返った貴重な一冊!

◆第一部 子どもと本が教えてくれた
 ~私の保育士時代、子ども時代

 ◎保育園の子どもたちに教えてもらったこと
 ◎みんな、本が教えてくれた
 ◎『いやいやえん』『ぐりとぐら』が生まれるまで など
◆第二部 ママ、もっと自信をもって
 ~悩めるママと中川李枝子さんの子育てQ&A

 Q. イヤイヤ期の3歳の長男についいら立ってしまいます
 Q. 保育園と幼稚園、どちらがいいのでしょうか?
 Q. わが子の成長をついほかの子どもと比べてしまいます
 Q. 子どもと一緒に読むおすすめの絵本を教えてください など

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