保育園の日常を伝えることで、保護者と園との信頼感が深まった

 「たくさんの写真によって、保護者の方に保育の一連の流れをお伝えできるようになりました。例えば、豆まきのイベントなら、鬼さんが怖くて泣いている写真だけで終わらせず、あとで鬼さんと一緒に握手して笑っている写真も見ていただけるようになります。すると、ただ怖がらせるだけの行事ではないという、保育の主旨もご理解いただけるようになります。写真をたくさんお届けするようになってから、保護者に行事についてご理解、ご賛同いただけることが増えました」(柳内園長)

 スナップスナップの利用に慣れている保護者は、運動会や卒園式などで、「こちらを撮ってください」と、プロのカメラマンにお願いするケースも多いそうです。家族全員の写真を撮るためには、カメラを誰かに頼む煩雑さがありますが、カメラマンに一声かければよく、喜ばれているそうです。

 現場の保育士さんも、カメラマンが撮影することによって保育に専念できることなど、便利さを感じているようです。「子どもたちの日常を、できるだけ保護者に伝えたいと思っているのですが、例えばご飯を食べているときやお昼寝をしているときは、保育士は安全第一で介助に入っていて、写真を撮れないことが多くあります。そんなとき、子どもたちの自然な様子を、プロの方に撮っていただけるのは本当にうれしいですね。保護者の方からも『写真見ました!こうやってご飯を食べているんですね』『みんなでちゃんと寝ているんですね』と声をかけていただくことも多いです」(保育士)

保育士が撮った写真は、玄関のデジタルフォトフレームでも表示
保育士が撮った写真は、玄関のデジタルフォトフレームでも表示

保育士が常にカメラを持参しながら保育するように

 実際にスナップスナップを導入して、行事だけでなく、日常の園の様子がわかる写真を保護者に届けているうちに、“園の様子を保護者に伝える”という意識が保育士に芽生えたといいます。

 「スナップスナップをきっかけに、日常生活を“写真”で保護者に伝える良さを感じて、保育士が常にカメラを持参しながら保育するようになりました。毎日の中で、いいシーンがあったらパッと撮影して、毎日掲示板に掲載しています。お迎えに来られたお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが楽しそうにご覧になっています」

スナップスナップ『親・子ども・先生 きずな プロジェクト』