離乳食が終わったら、そのまますんなり普通食にいけると思いがちですが、そう簡単ではありません。
1歳半から5歳くらいの間は、まだ内臓も弱いので、大量の塩分や脂分の強いものは上手に分解できません。噛む力も飲み込む力も弱いので、大人のようになんでも食べるというわけにはいきません。
いわれてみれば当たり前のことなのですが、案外忘れてしまいがちですよね。
イメージですが、大人の食べるパワーが10だとしたら、子どもの食べるパワーは3か4程度。食べる量だけでなく、かかる時間も大人とはだいぶ違います。そこをまず、基本として覚えておきましょう。
一口でも食べたら「すごい!」
好き嫌いがあっても、とにかく食べてくれれば飢えて死ぬことはありません。では、食べること自体があまり好きではない子の場合はどうしたらいいのか、親としては心配ですよね。
でも、その子なりに成長していれば大丈夫。そのうち食べられるようになります。小さなことですが、一口でも食べたら「すごいね!」とほめてあげることは大事です。決して、「一口しか食べてない」とか、「もっと食べなさい」といわないこと。
未知のものを食べることは、子どもにとって、大人が考えている以上に勇気のいること。それに毎日チャレンジしているのだから、「すごい!」とほめてあげるべきなのです。一歩を踏み出す勇気を、せかさずに見守ってあげてくださいね。