皆さん、こんにちは。株式会社子育て支援の代表取締役、熊野英一です。先月まで「~ワーキング・マザーのためのアドラー心理学 入門~ 自分を勇気づけて、仕事でも家でも輝く」というタイトルで、6回にわたってアドラー心理学をベースに「自分を勇気づけることの大切さ」をお伝えしてまいりました。

 今回のコラムからは「他者を勇気づけることの素晴らしさ」をお伝えすることに軸足を移し、これに伴いタイトルも「~ワーキング・マザーのためのアドラー心理学 入門~ 周りを勇気づけできる人になる」と変更してお届けしてまいります。

 今回は、2016年4月5日に発売された私の著作『アドラー 子育て・親育てシリーズ 第1巻 育自の教科書 ~父母が学べば、子どもは伸びる~』(アルテ刊)で触れている内容を再編しながら、勇気づけに欠かせない「共感力」について考えていきたいと思います。

 子どもや夫、共に働く仕事仲間など周囲の他者を<勇気づけ>することは、何がそんなに、素晴らしいのでしょうか?

 それは、あなたが周囲の他者を勇気づけることで、彼らが逆にあなたを勇気づけてくれるようになるからです。勇気づけられた状態にある人は、勇気がくじかれた状態にある人にくらべて、どんな状況でも心が穏やかでいられる時間がより長くなります。

 勇気づけられている人は、自分のことも、他者のことも、何が起こるかわからない未来のことまでも、「しんぱい」するよりも「しんらい」することができるから、心の平穏を保てるのです。たった一文字、「ぱ」を「ら」に変えるだけで、相手もあなたも、ずいぶんと違う心持ちになるものです。ぜひ、このコラムを通して皆さんにも、勇気づけの素晴らしさを体感いただきたいと考えています。

2方向の「信頼」――対自分&対他者

 愛する家族や、友人、会社の上司・部下・同僚、取引先などから無条件の信頼を寄せられたら、あなたはきっと嬉しいでしょう。同じように、あなたが彼らに対して無条件の信頼を示せたら、確実に彼らは嬉しい気持ちになります。

 でも、「誰かを無条件で信頼する」って、実はとてもハードルが高いものです。

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