土間続きのシューズクロークで玄関がスッキリと

 家の中で散らかりやすい場所としては、玄関周りも挙げられる。

 子どもの成長とともに増えていく靴のほかに、ベビーカーや自転車、ゴルフバッグなどのアウトドア用品でたちまちあふれ返ってしまいがちだ。

 「玄関の収納には、土間続きの『シューズクローク(シュークロ)』がオススメです(シュークロについては「収納が決める快適度!住宅選び、5つの肝とは?」参照)。玄関からシュークロまでの土間を正方形に近い形よりも一部を細長くしてL字型にすれば、土間の活用幅がぐんと広がります。細長く伸びた土間部分にベビーカーや自転車を置くこともできシュークロも確保しやすくなります」

金町展示場の1階平面図より。土間をL字型にして、シュークロを設けている
金町展示場の1階平面図より。土間をL字型にして、シュークロを設けている

シュークロに手洗いを設けておけば、帰宅してすぐに手洗いうがいができる
シュークロに手洗いを設けておけば、帰宅してすぐに手洗いうがいができる

 玄関は家の顔だからなるべく広くと考えがちだが、普段から靴やモノがちらかっていたら“家の顔”もだいなしだ。シュークロをつくるとその分だけ玄関土間が狭くなるが、靴やモノをスッキリと片付けることができるので毎日気持ちよく使うことができる。

(文/大森広司 写真/中川真理子)

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