Q.子ども虐待のニュースに心が痛みます。中川さんにはどう見えていますか?
虐待を受ける子どものニュースが絶えません。自分が子育てをするようになり、被害者のことを思うとき、悲しみがより強くなりました。中川さんはどのように感じていらっしゃいますか?
A.私も怒りと、胸の潰れる思いでぼうぜんとします。
子育て当事者であろうとなかろうと、すべての大人がこの問題に関心を持ってほしい。そして声をどんどん上げていく。行政がやってくれない! と嘆いていてもダメ。特に子育て中のお母さん、お父さんが働きかければ、きっと良い方向に行くと思います。
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――虐待のニュースが日々繰り返されています。
つらい問題です…。
虐待事件のすべてではないけれど、未熟な若い親が起こす場合が多くて気になります。親になり切れない年齢で子どもを授かれば、虐待を起こすリスクも増すでしょう。
命の大切さと共に、命の誕生についても、性教育が必要と思います。「性行為の先には赤ちゃんの誕生がある」ということをしっかり認識させるべきで、子育ては、望んで授かっても大変覚悟が要ります。肝心なのは望まない妊娠をしないことです。
とはいえ、現実は「まだ親になれない人間に産ませなければよかったのに…」と嘆いているだけでは、済まされません。