すべての配布物を保管する必要はない

① 園からの配布物が散乱してしまう
⇒ 捨てる&ポストイットで明示

 年度初めは、保育園から大量のプリントや資料が配られます。親が仕事のほうでも年度初めでバタバタしていると、リビングの机はすっかり配布物の山になり、ひとまずプリントを突っ込んでおいたファイルもすぐにいっぱいになってしまいます。

 園からの配布物は下記の図のように、「通年必要なもの」と「そのときに必要なもの」の2種類に分類できます。

【配布物の分類】

 皆さんの身近な情報に置き換えて考えると、すべての配布物を保管する必要がないことは一目瞭然です。例えば、職場の就業規則は日常的に使うものではありませんが、重要な局面では必要になります。

ポストイットはマジックで「園のルール」などと分類名を記載し、ファイルに貼る
ポストイットはマジックで「園のルール」などと分類名を記載し、ファイルに貼る

 同様に、園のルールも一旦分かってしまえば、毎回の確認は不要ですが、特に必要になるとき、例えば台風シーズンには「警報発令時の対応フロー」は改めて見直す必要が出てきます。従って、一読後は「通年保管ファイル」に分類して保管します。

 この際に分類名を明示するのに活躍するのがポストイットです(写真)。

 また、「通年保管」の中でも保管場所は使用頻度で決めるのが鉄則。例えば、頻繁に確認する年間スケジュールは見やすい場所に保管しますが、あまり使わないルール関係は少々取り出しづらい場所でもOKです。

 一方で、クラスたよりなどは、その時々で先生や子どもと会話をするためには重要な情報ですが、情報が旬な期間は結構短いものです。これは新聞と似ており、必要なタイミングが過ぎれば即捨てます

 もし、入園初年度ですぐに捨ててしまうことに不安を感じるのであれば、最初の数カ月は「一時保管ファイル」に入れておいてもよいでしょう。配布物が来たタイミングで「通年保管」とは分けて保管し、一時保管ファイルの保管期限を明示して、期限が来たら必ず捨ててください