ラップで包むのは、おむすびが冷めてから

参加者も塩むすび作りに挑戦
参加者も塩むすび作りに挑戦

 お弁当にする場合に気をつけたいのは、ラップで包むタイミングです。

 「きちんと冷ましてからラップに包まないと、ラップの内側に水滴がついておいしさが半減してしまいます。できれば、ラップで包まず、お弁当箱に詰めるほうがオススメです」(一枚田先生)

 また、おむすびの中に何か具を入れる場合は、「その具の塩味の濃度に応じて、おむすびにつける塩の量を加減してください」ともアドバイスをしてくださいました。

 参加者に感想を聞いてみました。「塩むすびを作るときはつい塩分を控えてしまっていたので、今日使った塩の量に驚きました。でも、食べてみたらちょうどよかった」(小2のお嬢さんを持つワーママ)とのこと。

 一枚田先生は「塩の種類は粗塩や顆粒タイプなど様々あるので、お子さんの好みを探って“マイベストの塩むすび”を探してみてくださいね」と会を締めくくりました。

 連休や運動会など、塩むすびの出番が増える季節がやってきました。ぜひ、ご家庭でもお試しください!

真剣に聞き入る参加者の皆さん
真剣に聞き入る参加者の皆さん

【取材後記】

「塩むすびを作って」とリクエストはされるものの、遠足に持たせたり、サッカーの練習の後に食べさせたりすると、「全然味がしないよ」と子どもにガッカリされていました。でも、一枚田先生の言うとおりに、塩味をきつめにして素手でむすび、しっかり冷ましてからラップに包むようにすると、グンとおいしくなった様子。子どもからも「もっと食べたい」とアンコールが! 試しに自分でも食べてみたところ、今まで作っていたおむすびよりもお米の粒がつやつやして、塩味もちょうどよく、納得の仕上がりでした。

(取材・文/日経DUAL編集部 小田舞子)