会社の「財形貯蓄」「持ち株会」を活用して、給与天引きで積み立て
3児の子育て中の共働き夫婦(パパ・ママとも30代)で、既に1000万円の金融資産をお持ちの小村隆さん・香さんご夫婦に、家計をうまく運営するポイントを6つ教えていただきました。お二人の、地に足が着いた取り組みには、取り入れられるヒントが満載です。
小村さん夫婦が実践しているのは、月17万5000円の積み立てです。その内訳は上記の通り。隆さんが会社の持ち株会に参加して3万円支払っているのに加え、香さんは会社の制度を活用して、一般財形の口座に3万円ずつ積み立てています。そのほか、香さんは銀行口座に積立定期として5万円を納め、それぞれ年金保険にも加入して、隆さんは1.5万円、香さんは2万円を支払っています。「長男・次男用の学資保険、合計3万円もわが家にとっては積み立ての位置づけです」(香さん。以下、括弧内)。これで合計17万5000円です。
年金についての香さんの考えはこうです。「勤務先には企業年金もあり、年金は夫婦とも、国民年金、厚生年金、企業年金のいわゆる『3階建て』ですが、その他にも年金保険に入っています。老後はまだずっと先の話ですが、公的年金プラス100万円くらいの余裕があればいいと考えています」。
給与が入ったら使う前に積み立てたり、定期で引き落としたりする。これはお金をためるうえでの基本です。小村さん夫婦はこの基本にあくまで忠実です。