DUAL読者の67.6%が、資産運用について夫婦で相談、または、運用している

 先述の日経DUALによる調査の結果、DUAL読者のうち、既に「資産運用について夫婦で相談したり、自分自身で運用したりしている」と回答した読者は67.6%と高く、「現在は運用していないが今後意向がある」という人も16.2%いるため、合計83.8%が資産運用に高い関心を示していることが分かります。資産運用の目的としては「老後の生活資金」「子どもの教育資金」という項目がランクインしています。

ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子さん
ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子さん

 子育て中の共働き夫婦は、夫婦そろって忙しい毎日を送っていることでしょう。「でも、月末にお金が余ったら貯蓄しようというスタンスでは、なかなか続きません」と竹川さんは語ります。

 「忙しい中でお給料を無意識に使ってしまうと、貯蓄はもちろん投資をするのは難しいと思います。そこで、お給料が入ったら先取りで貯蓄や投資に回す方法をおすすめしたいのです」と竹川さんは言います。

 「収入が多くて忙しい家庭ほど、積み立て貯蓄、投資が効果的です。具体的な方法としては、勤め先の財形貯蓄や給与天引きでの社内貯金、銀行預金から一定額を積み立てる方法などがあります。長期で運用するなら、投資信託(ファンド)の積み立てが効果的です」